ドイツのシンフォニック・ヴァイキングメタルバンド、エクリブリウムの2010年作
過去2作は“ヴァイキングメタル”と呼ぶにはあまりにも壮麗なサウンドで、
多くのリスナーを驚愕させたこのバンド、濃密な傑作であった前作「Sagas」に続く本作では
ドラマーとシンガーが交代しているが、シンフォニックなイントロの大仰さからもう、
すでに変わらぬエクリブ節が全開。美麗なシンセ、大仰なオーケストレーションとともに、
新Voのよりグロウルなヴォイスを乗せて、ほとんどメロスピばりにメロディックに疾走。
トラッド的な土着感はいくぶん薄らいではいるが、もともとがよりシンフォニックな方向に
傾倒していた作風であるからとくに問題はなし。普通のメロデス、キラデスファンにも楽しめる出来だ。
ラストの大曲も圧巻。ボーナスDiscのアコースティック曲では、本編以上のトラッド要素を満喫できる。