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円高の正体 (光文社新書)
 
 

円高の正体 (光文社新書) [新書]

安達誠司
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (32件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

現在、日本は深刻な円高状態が続いています。
長引く不況、逼迫する財政状況に加えて東日本大震災の影響----。今の日本にはあまり好材料が見当たらないというのに、ドルが売られ、円が買われる、という状況が続いているのです。
なぜ、このようなことが起きるのでしょうか。
これまでいろいろなことが言われてきましたが、私は円高基調が続く原因は実にシンプルなことだと考えています。本書では、その「シンプルな原因」を明らかにするとともに、私がなぜその結論にたどり着いたかについて、くわしくお話ししていきます。

第1章 為替とは何か?
為替取引・外国為替市場とは/為替レートとは/銀行が為替取引を行なう理由/生保・損保、年金基金が為替取引を行なう理由/投資信託会社や個人投資家が為替取引を行なう理由/一般の企業が為替取引を行なう理由/投機と実需/「神の見えざる手」/なぜプレイヤーはそう予想したのか

第2章
「円高」と「ドル安」、「円安」と「ドル高」はそれぞれ1セット/良い円高・悪い円高?/消費者にとっての円高/企業に勤める人にとっての円高/円高・円安の影響を正しく見るために必要な視点/「良い円高」の真実/日本全体にとってはどうか?/円高で雇用が減る/"韓流推し問題"の真実/報道や発言を正確に見極めるには

第3章 「良い円高」論のウソ
「数字的にはそうだろうけど・・・」/「円高=悪」という認識は広まったものの・・・/「強い円」志向説/円高になったら対ドルベースでGDPが増加する?/通貨暴落のトラウマ説/為替介入とは/通貨アタック、通貨危機、そしてヘッジファンド/イギリスがユーロに参加していない理由/不整合な三角関係/通貨の総量と為替レートの関係/なぜ金融引き締めを行えなかったのか?/為替介入は小手先の政策?/通貨危機は変動相場制の国では起こらない/通貨アタックは起こるのか?/キャピタル・フライトは起こるのか?/1ドル=200円になったら・・・/日本の財政赤字が増えつづける一因/「円高不況は乗り越えられる」という精神論/専門家の意見を無批判に垂れ流すメディア

第4章 為替レートはどのように動くのか?
2つのパターン/購買力平価とは/購買力平価の正しい算出方法/物価上昇率と為替レートの関係/ソロス・チャートとは/ソロスチャートで説明できない時期/購買力平価と修正ソロスチャートの関係/将来についての予想が重要/予想インフレ率と為替レートの関係

第5章 為替レートは何が動かすのか?
日米の予想インフレ率の差/アンケート調査を使う方法/金融政策が決める予想インフレ率/予想インフレ率が上昇すると、景気がよくなる/10人前後が為替レートのカギを握っている

第6章 円高の正体、そしてデフレの"真の"正体
円高とともに進行するデフレ/モノの値段が下がるだけではない/不況とデフレ/デフレスパイラル/「デフレの正体」の正体/デフレが引き起こす円高/経済成長は可能か/デフレの克服/少なすぎるマネタリーベース/あと28・8兆円追加すれば・・・/「量的緩和はデフレには無効」説/昭和恐慌からの脱出/日銀総裁の絶大なる権限/極めて単純な結論

内容(「BOOK」データベースより)

日本経済を蝕む円高が止まらないのはなぜか?為替介入はなぜ効かないのか?為替を動かしているのは何か?日銀総裁は何を考えているのか?河上肇賞受賞のエコノミストが真相をやさしく解説。

登録情報

  • 新書: 200ページ
  • 出版社: 光文社 (2012/1/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4334036627
  • ISBN-13: 978-4334036621
  • 発売日: 2012/1/17
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (32件のカスタマーレビュー)
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92 人中、80人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
解説は丁寧で分かりやすい。何より数値やグラフ用いて根拠が明確である。
最近は、浜矩子氏のような感覚的、経験から、なんとなくということを(恥ずかしげなく)理由に挙げ、為替の動きを語る本が多いが、
当本は数値を元に論理的に解説してる。素人でも読みこなせるレベルを意識しているようだ。久々にまともな為替本をみた。

現在の円高を悪と言い切り、円高解消には量的緩和の有効性を説いている。日銀が言う十分な量的緩和の主張を、グラフを用いて真っ向から否定している。元日銀総裁の速水氏の言う円高国益理論がいかにおろかなことか、木村剛氏のキャピタルフライトが間違いであるか分かりやすく説明している。
後半、少し生き抜きとして笑えるのが、同業にある佐々木融著「弱い日本の強い円」の「ゆるやかなデフレは国民にとってよい事」の主張を遠まわしに批判。藻谷俊介著「デフレの正体」にある人口減がデフレの原因とする主張をデータを用いて否定し、論破している。ともに軍配は安達氏にあるだろう。
名前はなかったが(恐らく浜矩子氏のこと)、テレビに出るための芸風として「1ドル=50円説」「ドル暴落説」など極論に走り、小遣い稼ぎしていると批判している。

少し残念なのが「ヘッジファンドが為替を・・・」の下りがいくつかあるが、恐らくこれは推測だろう。それをあたかもヘッジファンドが為替を動かすようなコメントが見られたが、ここは参考程度で流させて頂いた。
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58 人中、48人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
かなり平易に書かれているため、入門書と見間違えるが、おそらく、ソロスチャートを理論的に説明した初めての書ではないかと思われる。実はその内容は斬新である。本書では全くその片鱗を覗かせていないものの、背後にかなり高度な為替レートモデルを有しているのではないかと思われる。また、日米金利差や経常収支黒字などの、陳腐かつ、全く後講釈の約に立たない説明を一切廃している点は為替本としては画期的でさえある。残念なのは、筆者の思いが強いのか、終盤、リフレに傾斜し過ぎて、やや為替を離れてしまった点か。ただ、それでも十分満足できる内容だった。今後は、対ドルだけではなく、対ユーロ、対ポンド、対豪ドルなど、通貨戦略の指南本の執筆を希望する。
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28 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
以前の著作「デフレは終わるのか」「円の足枷」も具体的で説得力あふれる好著だったが、この本は専門用語を避け、基本的な事実から誰にもわかる論理で為替が動く理由を説明し、それを豊富なデータやグラフで裏付けている。

よくある破滅本や人口デフレ論のように、事実と合わない思い込みに基づいた論とはまるで違っている。また、そのような世にあふれる間違った議論についても、代表的なものを取り上げてどこが誤りか分かりやすく説明している。

あふれるトンデモ議論に騙されたくない方、円高の理由と、それを終わらせるにはどうすれば良いのか知りたい方はぜひ読むことをおすすめする。
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最近のカスタマーレビュー
円高の正体は、日銀だあ!!
本書の良いところは、為替の決定理論?というか
通説を丁寧に解説し、その間違いを明快に指摘して
いるところです。... 続きを読む
投稿日: 15日前 投稿者: 真実一路
円高=悪。マネタリーベースによる是正を主張。
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投稿日: 15日前 投稿者: suVene
円高の怖さを理解するために
帯に出てるグラフが「円高の正体」の答えですね。大新聞だけ読んでて、「財政破綻、円暴落、ハイパーインフレ」のシナリオを信じきって疑わない人は、なぜ日本でキャピタルフ... 続きを読む
投稿日: 21日前 投稿者: MVKJ
実際の為替市場での取引等、現実に即した議論ではない
著者は東大経済学部を卒業し、エコノミストとしての立派な経歴を持つ方。それが理由かどうかは分からないが本書には幾つか弱点がある。... 続きを読む
投稿日: 24日前 投稿者: トレーダー
誰にでも分かり易く書かれてます。
この本を書店で購入しました。

本のページ数が少ないこともありこれも二日で読み終えました。... 続きを読む
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面白かった
本書を読む前に、藤巻氏の「なぜ日本は破綻寸前なのに円高なのか」という本を読みました。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: 流れ雲
ただの入門書ではない。某日銀が書いた本よりも正しいかも。
実務家の方が書かれた経済書が多く出ている。その多くが、
市場の評価や経済の実態を正確に捉えていて、しかもわかりやすく、... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: あらフォーティー
ごく普通の、「デフレ円高説」を述べた本。
結論から言えば、「現在の日本の円高はデフレが招来しているものである」ということを言っているだけの本です。... 続きを読む
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もっともわかりやすい為替入門
... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: kanedaitsuki
独善的な本
大した検証もなくデータの使い方が独善的です。 為替に関する基本的な解説もだらだら読みにくい文章です。カリスマトレーダーやアナリスト等の同業者を批判していますが、... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: しましま
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