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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
円谷ッ子以外の方にもオススメの書,
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レビュー対象商品: 円谷英二の言葉―ゴジラとウルトラマンを作った男の173の金言 (文春文庫) (文庫)
自身、円谷プロに在籍して、「平成ウルトラマン」シリーズを始め、脚本家として実績を残した右田昌万氏が、円谷英二の173の金言を集めた文庫書き下ろし。 映画書の出版は、単行本、文庫本ともに減小傾向にあるが、円谷英二の生誕 110周年の節目ということで、こういった文庫が企画されたのは喜ばしいことだ。 もちろん、映画ファンや特撮ファンを締め出す気はないのだろうが、まえがきで、 右田氏が述べているように、本書のターゲットにしている読者は、飽くまで、円 谷作品を観て育ち、現在社会で活躍している(元気のない)世代や円谷を知らな い世代。だから、コアな円谷ファンには、正直、すでに知られている言葉ばかり なのだが、それらに触れることで、より円谷英二への興味を持つ人間を増やす ことが、本書の何よりの役割と目的なのだろうから、あまり深い内容を求める のはお門違いだ。コンパクトにまとまった好書といっていいだろう。 「特撮」という、一般的にも、また映画製作の場においても特殊な部門で活躍し た巨人ではあったが、妥協を許さず、知恵と努力で、ただひたすら良い特撮を目 指し続けた円谷の姿勢から生み出された数々の言葉(映画に特化したものもあ るが)は、実は、日本人本来が持つ、人生哲学や美徳そのものということに気付 かされる。「特撮の神様」という狭い枠組みに収める前に、美しい日本人像として の円谷の姿があぶり出されている。経済的、心理的に落ち込んでいる今の日本 人の心に、「おやじさん」のこういった前向きな言葉は、深く大きく響くのではない だろうか。 ひとつ残念な点があるとしたら、巻末に収められた著者と円谷昌弘氏(英二氏の 孫)の対談の物足りなさ。昌弘氏が小学6年生の時に、祖父が亡くなったというこ ともあるので、思い出があまりないのも仕方がないのだろうが、もう少し、家庭人 としての円谷の知られざるエピソードなどを聞きたかったところだ。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
優しさの人,
By slip "slip" (茨城県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 円谷英二の言葉―ゴジラとウルトラマンを作った男の173の金言 (文春文庫) (文庫)
特撮ファンとしては既知の言葉ばかりですが、あらためて纏めて読むと円谷さんのプロ意識、厳しさが観客や子供たちに対する優しさから来るものであったことを再認識出来ました。サクッと読めるので、怪獣や特撮には興味のないような方まで広く読んでもらいたい一冊です。 ただ誤字や雑な文章がちらほらあるのと、巻末の対談によって星マイナス一つ。 特に著者と円谷昌弘氏の対談は不要。内輪の褒め合いなんかしてないで良い作品を作って欲しい。まずあなたがたこそ偉大な先達に学べ、と言いたいです。
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
読み易くて興味深いです。,
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レビュー対象商品: 円谷英二の言葉―ゴジラとウルトラマンを作った男の173の金言 (文春文庫) (文庫)
書店で見掛けたので、速攻買いました。660円と比較的リーズナブルなのに円谷特技監督を始め、撮影現場の写真もわりと多く掲載されています。 (物凄く珍しい写真が載ってるわけではないですが) 平成ウルトラの脚本家の一人でもあった右田昌万氏が書かれているのですが、他に編集協力として 特撮ファンには馴染みのライター、岩佐陽一氏の名前も標記されています。 DEEPな特撮マニア、ゴジラ&ウルトラマンファンには既知の内容ばかりかもしれませんが、 「ゴジラ、ウルトラマンに子供の頃夢中で、今は社会人となっているあの頃の少年に向けて」と言った趣で、 円谷監督をはじめ、当時の特技スタッフ陣が皆、どう知恵を絞り出してあの映像(作品)群を創り上げていった のか、を「円谷監督の発した言葉」を中心に置いて紹介しています。 仕事に対する取り組み姿勢や、アイディアを出す工夫・姿勢。 徹底的に考え抜いた先にあの名作群が有るのだ、と言う観点から何かを学びとろう、と言った内容です。 実社会で苦しい思いをしている現代の社会人である私達が読むと、勇気が湧いたり、仕事のモティベーション が上がるなー、と思えるエピソードが数多く紹介されています。 1ページに1話(見開きで2話)なのでドンドン読み進みますし、内容も小難しくなく、こういうカテゴリには 縁遠い女性であっても楽しく読んで頂けるのではないか、と思います。 また、巻末には円谷昌弘さん(英二監督のお孫さん)の対談集もあって興味深いです。 惜しむらくは、たとえば「ゴジラの着ぐるみに入った役者さんの自伝記によると」とか、 「英二が期待して迎え入れた才気に溢れる若きシナリオライターが」といった表現が多く、 そこまで言うならいっそ「中島春雄さん」って書いてよ!「金城哲夫さん」って書いてよ! と突っ込みを入れたくなった事が2度や3度有りました。 だって巻末には「参考文献一覧」が載っているんですから(苦笑) この点のみ、マイナス1点ですが、基本的に良書だと思います。 涙腺に「るるっ」と来る話も載ってますので、是非一度ごらんになっては如何でしょうか? この値段でこの内容はお得です。
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