このシリーズ2冊目の短編集は、(あとがきによると)次の3つに分けられている(全8話)。
1.『
円卓生徒会10』に入らなかったサブエピソード群
【マリー・アントワネットは電気鼠の夢を見るか?】
【ベディベアが○○○だったでござるの巻】
【我らオークニー姉妹、勢揃い】
【ライオネル、その青春の巻】
ややシリアスになり、クライマックスも間近な前巻『円卓生徒会10』には確かに入れられんわなー、外されるわなー、という実にバカバカしいエピソードばかりである。しかし、それだけにむしろ本シリーズらしくて面白かったりする。ベディベアには驚くべき真実があったことが明かされ、一応、本編でなぜライオネルがシュヴァルツヴァルトの森にいたのかの理由も判明する。ルーカンという新キャラが登場する。
2.フランスの騎士編
【牛車の騎士ラーンスロット】
【ランスとその姉妹】
本編
第4巻、あるいは
第6巻あたりでの出来事。亜砂と鞠がお互いを苗字で呼び合っているのが懐かしい。しかし、これもまぁ、本編には全然関係無いエピソードではある。姉(ラーンスロット)を慕うエクトルの自分を棚に上げての無軌道振りが凄まじく、ガーウェイン姉妹といいケルト世界の姉妹はどこか可笑しい。マリアガンス(『
愉快痛快怪物ランド出身っぽい名前』なんてイマドキの少年少女に元ネタ分かるのかな?)という新キャラが登場する。
3.その他のおまけエピソード
【半魚人でも愛せますか?】
【トリスタンの借金完済計画(完結編)】
亜砂がザドックの陰謀(?)で半魚人になる話は、みんなの苦労が全く報われないオチ。最後のは完全なおまけ。6頁の小品でトリスタンの借金問題は全然解決していないにもかかわらず挿絵まで付いている不思議な話。