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円デフレ―日本が陥った政策の罠
 
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円デフレ―日本が陥った政策の罠 [単行本]

三国 陽夫 , R.ターガート マーフィー
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

現下のデフレ不況の真因は、日本が100年を超えて拡張を図った経常黒字維持体制にある。日米の有力エコノミストが精緻に論証した長期停滞の原因と正しい処方箋。

内容(「BOOK」データベースより)

長期低迷の“真犯人”に体系的「新仮設」。原因は「暗黙の通貨主権なき円安誘導策」にあり。

登録情報

  • 単行本: 354ページ
  • 出版社: 東洋経済新報社 (2002/12)
  • ISBN-10: 4492393978
  • ISBN-13: 978-4492393970
  • 発売日: 2002/12
  • 商品の寸法: 19 x 14.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 コロンブスの大きな卵, 2005/3/31
By 
レビュー対象商品: 円デフレ―日本が陥った政策の罠 (単行本)
敗戦後の日本経済にとっては、生産設備の再建、そのための資本の蓄積が至上命令であった。そのために政府(日銀)は早い段階から国民に貯蓄を奨励した。他方、再建の為には資源の輸入も必須であったから輸出の増強が図られ「貿易立国」が国是となった。ここでいう「貿易」とは輸出にほかならない。このような努力が実って60年代の後半からは国際収支は余剰を生むようになり、その余剰は年を追って増大した。つまり、とりあえずは「日本は成功した」のであった。ところがその後40年を経た今日に至っても日本の政策は著者が「重商主義」とまで呼ぶ輸出至上主義を実質的に維持し続けたままである。著者が力説するところでは、このような政策は維新の開港以来のものであり、その傾向はまた戦時下の統制によってさらに強化されていた。
一国の国際収支の余剰はその国の貯蓄に等しい。日本はその累積した巨大な余剰をドルのままで保有し続け、ドルを獲得した企業に対しては(税収など)別途に調達した円貨を支払ってきた。ここで生じるドルの不妊化はそのままデフレ政策の根因となる。溜めこんだドルを売らないのはドルが下落して輸出産業に打撃を与え(成功を収めてきた)既存の経済秩序が破綻するのを恐れるからである。そればかりではない。すでに減価を続けてきた外貨準備という国民の資産は信任の揺らいでいるドルと今後も同じ道をたどることになる。
本書の理論的な基盤はコロンブスの卵と言えないこともない。それは膨張を続けるにまかせられた国際収支余剰が生み出す巨大なデフレ要因の指摘である。政府、日銀がこのような政策を遂行する過程では、民間の銀行は単なる護送船団に止まらず、厳しく統制された政府機関として機能させられたという指摘も注目に値する。
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5つ星のうち 4.0 なんだかけなすためのレビューがならんでいるような, 2004/3/14
By カスタマー
レビュー対象商品: 円デフレ―日本が陥った政策の罠 (単行本)
 少なくとも、これまでなぜ73年以来、変動相場制が有効に機能していないかを、経済学から説明してくれた本はないわけで、その理由を日本の政治構造に求めることには妥当性があるかと思います。
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5つ星のうち 4.0 面白いが難しい現状分析の書, 2010/4/13
レビュー対象商品: 円デフレ―日本が陥った政策の罠 (単行本)
私が簡単に理解すると、貿易黒字とは国家全体でいうところのBSの利益のようなもので、キャッシュフローとは別のものということでしょうか?
本書を私が理解するところでは 日本は客からキャッシュを回収出来ない経営者です。それに対応する現金はもう一度銀行が貸してくれます。なぜなら顧客から現金を回収すれば顧客の購買力がなくなるから。なんだか悪質な割賦販売業者のようですが、納得できることも多々あります。

私は借金は元利ともに返す経営が正しいと学びました。しかし実社会では必ずしもこの考えが主流でないことに驚きました、製造業においては元金を返済しなければというバイアスは今も他の産業ほどはないように思います。いつでも運転資金を借りています。

マクロ経済は違うと言っても国家も結局は同じことなのではないでしょうか、一部の産業を過剰に保護する傾向が日本にあることに異存を持たれる方は少ないのでは? 
国家も企業もそんな経営は全く健全ではありません。国家として不良債権の処理をしなければ健全な経済運営はやはり無理なのではと感じました。

本書はじゃあどうすれば良いかあまり書かれていませんが、ここまで膨れた黒字(米国債等)を日本が回収することは、不良債権の回収よろしくほとんど無理でしょう、身の丈に合った経済運営を身の丈に合った生活を遅かれ早かれすることになります。円の暴騰はこの本を読む限り現実味があります。そうなれば多額の損失でリセットして、しかしながら国家としては生き残れると確信します。
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