テーマとしては面白かったです。
経済週刊誌でも度々特集号でテーマとされる、百貨店消滅、小売業界のピンチが、よく取材されています。
元々それらのテーマに関心があって、東洋経済などを読んできた人にとって、基本的に大きな驚きまではなく、新書に向いている内容やボリュームだけに、やや1400円の単行本という事に「割高感」を感じてしまっている自分は、
既に、「新・下流層」サラリーマンのニューノーマルな感覚なのかなぁーと、
皮肉じゃなく思ってしまいました。
(表紙のデザインやつくりも、安っぽく、ペーパーバック的な印象が強いせいでしょうか?)
さて、ユニクロについての評価は、意見が分かれる感想をもっていますが、
このデパート業界そのものが沈没する、消滅するカウントダウンに入っているのは、地方で暮らしていると、実感します。
県内のデパートは、この数年に撤退し、
観光の目玉とされているショッピングセンターも、平日はガラガラ…。
郊外の大型ショッピング・モールも、もう何らかの限界が来ているのはよく実感できるし共感できるところでした。
しかし、驚きなのは大阪や東京の、時代の流れを無視したかのようなデパートの増床&増改築、駅前の出店競争。
ここまで最後の「バブル」のような大型開発をして、それが破綻した時に、地域経済に打撃を与える形で巻き込まないでいてくればいいのですが…。
東京はまだしも、大阪でこれをやるのは、狂気の沙汰のようにも感じられました。
小売流通、GMSの現状を一気に把握したいビジネスマンにはお薦めです。
この本を読んで、客観的に自分の自治体の町でのビジネスをどうしてゆくべきか?考えるキッカケにしたいところです。