毎年、夏がくる度に各地で更新される最高気温。特に埼玉県熊谷市や、岐阜県多治見市、大阪府高槻市などは暑い街として有名です。本書は、これらの内陸部の都市がどのようにして暑くなるのか、そのメカニズムを都市気候学の観点から熊谷の事例を通じて検討します。
熊谷の場合は、フェーン現象と海からの風と山からの風がぶつかって無風になること、そしてヒートアイランドの3点が重なったからだと、本書では考察されています。また、川や街路を使った「風の道」の有効性についても検証されており、都市計画の観点からもその実用性に意義のある考察だと思います。
暑い都市について、どうにかしたいと思っている方は、ぜひ読まれるといいと思います。