科学者は政治家になるな!と警告している。パニックになりそうだからと事態の深刻さを伝えない態度をするどく批判している。
低レベルの放射性物質による慢性被曝が前がん状態といえる「チェルノブイリ膀胱炎」になるという研究結果を明らかにしてそのメカニズムを説明している。これはセシウム137の除染をすると慢性被曝を軽減できることにつながり、除染をしないと長期被曝が前がん状態を作り出すよという警告につながっている。
チェルノブイリ住民の汚染と福島、二本松、相馬、いわき各市の女性の母乳から検出された濃度とほぼ同じという指摘。これが「ただちに危険に危険はない」というレベルではなくリスクが増大する可能性に結びついていると強調。行政と研究者に猛省を!と迫っている。
今ある危険をどう把握し、行動として行政や原因を作った者へ何をどう要求していくかをおしえてくれる貴重な書です。中身は著者が国会で発言したこと、その際の質疑応答やその後にCS放送朝日ニューススターでの発言がもとになっている。
著者の国会での発言は今でもyoutubeなどで観ることができる。この本を読み動画を観て発言と行動する人が増えれば政府や自治体の住民を守るための行動レベルがあがるだろう。