書店では内部統制の書で溢れかえっているが、図解版の易しすぎて中身のない書、難しすぎて少しもイメージがわかない書が殆どだ。とにかく高いお金を出して厚い本を買っても、具体的に内容がわからないのが内部統制本。日経文庫シリーズ自体が私の好みでもあるが、この「内部統制の知識」はコンパクトに、内部統制の基礎をよく概観しており、まずは全体像を理解するにはよても良い書である。かと言って、内部統制について初めてやおら慌てて薄い小さな本に飛びついたお方には内容が理解できないだろう。内部統制について真面目にとりかかろうと思う意識の高い方にお薦めしたい。この書で概観を良くイメージして、ここから更に本格的に進めていこうという方に最適である。