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内臓感覚―脳と腸の不思議な関係 (NHKブックス)
 
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内臓感覚―脳と腸の不思議な関係 (NHKブックス) [単行本]

福土 審
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,019 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「脳腸相関」の不思議な世界:

ストレス社会を象徴する病「過敏性腸症候群」。
下痢や便秘などの症状が腸に出るのは、単に脳がストレスや不安を感じるからではなく、実際に内臓の感覚が鋭敏だから。
臨床や実験から得られた知見によって、腸の状態が脳の情動形成にストレートに影響することが明らかになったという。
豊富な臨床例から脳と腸の相互関連を解き明かし、ヒトの豊かな情動を形作る「シックス・センス」の正体に迫る。

内容(「BOOK」データベースより)

ストレス社会を象徴する病い「過敏性腸症候群」。下痢や便秘などの症状が腸に出るのは、単に脳がストレスや不安を感じるからではなく、実際に内臓の感覚が鋭敏だから。臨床や実験から得られた知見によって、腸の状態が脳の情動形成にストレートに影響することが明らかになったという。豊富な臨床例から脳と腸の相互関連を解き明かし、ヒトの豊かな情動を形作る「シックス・センス」の正体に迫る。

登録情報

  • 単行本: 244ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2007/09)
  • ISBN-10: 4140910933
  • ISBN-13: 978-4140910931
  • 発売日: 2007/09
  • 商品の寸法: 18 x 13 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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By ビブリオン トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
24年間、過敏性腸症候群:IBS(irritable bowel syndrome)を、第一線で研究してきた著者が、わかりやすく書いた解説書です。

3ヶ月以上持続する腹痛と便通異常(下痢か便秘)が、この病の特徴。同じ症状がある大腸癌や炎症性腸疾患など器質性疾患から、機能性消化管疾患であるIBSを区別する診断のガイドラインが丁寧に書かれています。さらに機能性消化管疾患のなかから、特にIBSと診断するための国際的な診断基準「ローマ3」が明記されています。著者もこの国際基準の作成者の一人だそうです。この病気を疑っている人には、信頼できる心強い解説書です。

IBSは、QOLを下げる腸の不快な症状だけでなく、パニック障害やウツなどの心の病も、時に平行しておこるそうです。この点から、消化作用だけと思われてきた腸機能を再考し、腸と脳との関係を実験的に確かめながら、この特殊な病の解明は進んだそうです。
 腔腸動物には、最初に作られた器官である腸だけがあります。一方脳は、動物の器官のなかでも、後で作られたものです。腸は迷走神経によって囲まれており、それとさらに交換神経を通って、脳に直接に内臓感覚の信号が送られます。これは無意識下でも常に脳に信号として送られています。逆に脳が受けたストレスなどの信号は、直に腸に送られます。この信号の相互送信から、「感情」とか、体の変化も伴う「情動」が起こるようです。これらは、IBS研究から、わかりはじめてきたことです。

従来わかりにくかった特殊な内感なども、内臓感覚から考えると説明できそうです。脳だけを人の首座・最高位と見なしてきた人間観も修正が必要となりそうです。意識の発生とか、その活動の主導権なども、脳部分だけで考えずに、他の内臓器をも入れて考えた方がいいのか。もしそうなら内臓感覚を、人の中で新たにどう位置づけるのか、今後の進展が楽しみです。
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20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
腸が中心? 2007/12/10
形式:単行本
すごい本ですね。脳が人間の制御の中心だと思っていたら、実は腸と脳が上手く連携しているとのことです。IBSだけの本ではないですね。生物における脳の役割をこれくらいクリアカットに説明する本も少ないです。脳ががどうしてできたのかというと、腸を守るために神経が出来て脳が出来た。その脳も進化して人類は新皮質まで作った。そのため脳がすべてを牛耳っていると思っていたが、実は脳は腸より後でできたので人間にとっても腸も中心なのかもしれない。人間も元々は嗅覚が主であったのに、脳の発達により視覚がメインになったようです。著者の頭脳からすればIBSのみならず、腸が無意識であってもすべてを制御しているということを証明されそうです。第六感など不思議ですね。新・新皮質人類が出現したら、第六感も含めて制御する脳になるのでしょうか。
最近のPETで何でもわかる風潮に一石を投げかけ、人って何だろうと考えさせれれる本でした。空手や合気道などの武芸で言われる臍下丹田も実は小腸の機能のことなのでしょうか。
腸と脳の関係からみると、新しいのか古いのかはわかりませんが様々な分野で別の視点でみることを示唆する本です。著者はきっとわかっているのでしょうが、今回は教えてくれません。
次の本を待ちたいです。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By happyfun120 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 内臓や脳−腸関係に興味を持っている人には、
本書はとても有益な情報や仮説を提供してくれ、
頭の整理整頓にも役立つ見事な一冊です。
 但し、専門用語なども多いのと、著者の誠実な(?)
性格を反映した文書のために楽しく面白く読ま
せてくれる内容とはなっていないかもしれない点
には注意が必要です。

 本書では、まず腸ありき、そして内臓感覚は
眠らないということに留まらず、大脳生理学者の
ダマシオ氏のソマティック・マーカー仮説を土台に
しつつも更に進化から考える情動と内臓感覚に
関する仮説がとても見事に展開されています。

 「脳,内臓,情動,感情,進化の過程」などに
興味のある方は、一度手に取ってみて下さい。
面白さはないかもしれませんが、期待は裏切ら
ないような気がします。
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