僕自身、技術職(研究所希望)で入ったのに突如営業職になり苦労しましたが、営業の成功は、外向的、内向的という問題では無いことは強く感じました。本書も内向的、人と話すのが苦手とか押しがどうしても弱いという方にはオススメできると思います。
実際に最近の営業では、押しの強さなどや妙ななれなれしさなどはむしろマイナスに作用します。(実際に2年間だけですが、購買セクションを担当したことがあり、いわゆる猛烈セールスマンには辟易しました。また、最近は経済環境の悪化から、押しでは無く、提案の合理性や購買担当者がいかにして商品購入を上司に説明するのかなど、一緒に考えてくれる営業マンが徴用されます)
ただ、本書は、参考になる部分(TFTアポ取り法、FAX活用術など)はあります。本書の良いところを取り入れていけば、相当改善になると思います。
全般的に、テクニカルなものが多く、このまま読んだだけで、そのまま実行すると策に溺れて失敗する可能性があります。
かつて、昔、営業職で業務用空調機器で全国・支店で1位を取ったことがありましたが、本書に書かれているような事を実行した経験もあります。明らかにこれまでのタイプの営業マンに対して、アドバンテージを持っていることは確かだと思います。
ただ、これは、内向性の人間の「本来の性格」を正直に、お客さんに見せて信頼を得ることこそが本質で、「沈黙の魔術」「商品の欠点を敢えて説明するマイナストークのすすめ」などは、テクニックとして使う類のものではありません。本来商品そのものの商品力がすべてだと思われがちですが、営業マンを人間的に信用できるのか、否かの判断によりどんな良質な商品でも落とされてしまうと思います。押しの弱さ=ウソをつけない人だと感じてくれるかどうかなども重要かもしれません。
商品トークに関しても、マニュアルチックにやるのでは無く、「口数は少なくても、お客さんと一緒に考えていく事」の方が重要だと思います。
本書では、どうも、その部分が非常に違和感を感じました。