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内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス)
 
 

内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス) [単行本]

城 繁幸
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (166件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

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内側から見た富士通「成果主義」の崩壊
「成果主義という日本人になじまないシステムの下で、いかに会社が病んでいったかに、慄然とするものがある」。元富士通社員であり、成果主義を推進する部署に身を置いていた著者はそう語る。かつては日本のIT(情報技術)界の巨人とも言われた富士通。しかし、ITバブル崩壊後の業績の低迷ぶりは、同業他社に比しても目に余るものがある。本書は、その原因の1つを同社が1993年に鳴り物入りで導入し話題を呼んだ成果主義にあると見た著者による“告発の書”だ。

従業員の目標達成度をいかに正しく評価するかといった、成果主義の根本からして誤っていたと指摘する。評価の各段階の分布比率は人事部によってあらかじめ決められており、上位の評価枠が満員になれば一部社員の評価は、目標を達成しても下方修正される。「どんなにがんばっても『やっぱりオマエは最初からB評価要員だから』と言われている気がする」と、働く気を失った者の声を紹介する。こうして中堅以上の社員は無気力化していった。さらに成果主義の恩恵を最も受けるべき若手社員でさえも、自分に厳しいハードルを課す上司たちが保身ばかりに関心を寄せる姿に失望し離職していったという。最終章では著者の思う「日本型成果主義」の理想形を模索する。


(日経ビジネス 2004/09/13 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)

出版社/著者からの内容紹介

日本を代表するリーディングカンパニー leading company だった富士通は、「成果主義」 performance-paid system の導入にあたってもリーディングカンパニーだった。富士通が「成果主義」の導入に踏み切ったのは、1993年。以来、この制度を導入する企業はどんどん増え、いまでは、日本企業のほぼ7割がこの制度を導入している。しかし、この「成果主義」が、結果的には富士通をボロボロにしてしまった。
 元・富士通人事部社員だった筆者が、その現場 inside で見たものは、「社員のやる気 motivation が引き出され、働いた者が公平に評価 fair evaluation されることによって、企業はますます発展する」といううたい文句とは、あまりにもかけ離れた世界だった。
 無能なトップ top management とそれに群がった無能な管理職が、この制度を使いこなせず、社員の士気 morale は低下。社内には、不満 complaint と嫉妬 jealousy が渦巻き、自殺者まで出るという惨状が出現してしまった。
 2004年、富士通は3年連続の赤字 deficit を回避するため、社員の給料 pay のカットまで追い込まれた。もはや、「成果主義」は死んだも同然である。
 はたして、「成果主義」は社員になにをもたらすのか?
 富士通の「成果主義」による崩壊collapseは、けっして他人事ではない。 


登録情報

  • 単行本: 235ページ
  • 出版社: 光文社 (2004/7/23)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4334933394
  • ISBN-13: 978-4334933395
  • 発売日: 2004/7/23
  • 商品の寸法: 18.6 x 12.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (166件のカスタマーレビュー)
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55 人中、53人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ウチの会社と同じ!(苦笑), 2004/8/24
By 
レビュー対象商品: 内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス) (単行本)
成果主義によって、富士通社内がどのように変化していったのかについての、ドロドロした事例が満載です。。。

・「目標シート」の作成は機械的な作業だった
・「中高年管理職」のほとんどはノンパフォーマー
・どうしようもなく繰り返される組織変更
・決算下方修正乱発の裏事情
・裁量労働制導入は人件費カットが目的

等等。。。って、ウチの会社と同じじゃん!(苦笑)

大企業に勤める多くの人が本書を読んだら、私と同じような感想を持つと思われます。(本書がかなり売れているという事実からもそれが伺えると思います)

成果主義の弊害というのは、おそらくその制度を導入した全ての会社に多かれ少なかれ存在するものであり、本書を読むとそれを再確認できるということだと思います。

「成果主義をいち早く導入し、そして、いち早くその失敗を経験した富士通」の事例を反面教師として、今後の日本における成果主義のあり方というものを考えるのが生産的であると思われます。

管理職・特に人事関係者必須の読み物。

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118 人中、111人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 残念ながら真実です, 2004/8/26
By カスタマー
レビュー対象商品: 内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス) (単行本)
読みました。嘘か本当かは読めばわかります。だから読んでみました。

社内のあちこちから聞いて知っていた話が裏付けられていました。ショックです。もっと残念なのはそれが今も続いているということです。成果主義を印象付けるために、無能なのに幹部社員になる30代と優秀なのに無能な幹部社員の決定に振り回される40代スタッフ・・・あちこちで行われています。開発現場のモチベーションも人間関係もズタズタです。いっそ読まなければうわさの範疇ですんでいたかと思うと後悔すらしています。

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85 人中、80人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 関連会社も似たようなものです, 2004/8/8
By カスタマー
レビュー対象商品: 内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス) (単行本)
実はかつて富士通の関連会社に勤めていたが、目標管理制度は(当然のことながら)本社と同じであった。年功序列で管理職になった人間が部下をデジタルな成果主義で評価することの矛盾。若手従業員にはとことん厳しい一方で本社から出向してきたお気楽な管理職。ビジョンの無い経営陣(社長から役員まで全て本社からの出向です)、若手従業員の高い離職率、従業員の労働意欲喪失とモラル低下。本書で書かれていることは、関連会社にもかなり当てはまっている。若者はどんどん会社を去り残るのは40代以上の中高年社員ばかり。若者が希望を持てない会社は凋落する。
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