従業員の目標達成度をいかに正しく評価するかといった、成果主義の根本からして誤っていたと指摘する。評価の各段階の分布比率は人事部によってあらかじめ決められており、上位の評価枠が満員になれば一部社員の評価は、目標を達成しても下方修正される。「どんなにがんばっても『やっぱりオマエは最初からB評価要員だから』と言われている気がする」と、働く気を失った者の声を紹介する。こうして中堅以上の社員は無気力化していった。さらに成果主義の恩恵を最も受けるべき若手社員でさえも、自分に厳しいハードルを課す上司たちが保身ばかりに関心を寄せる姿に失望し離職していったという。最終章では著者の思う「日本型成果主義」の理想形を模索する。
(日経ビジネス 2004/09/13 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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・「目標シート」の作成は機械的な作業だった
・「中高年管理職」のほとんどはノンパフォーマー
・どうしようもなく繰り返される組織変更
・決算下方修正乱発の裏事情
・裁量労働制導入は人件費カットが目的
等等。。。って、ウチの会社と同じじゃん!(苦笑)
大企業に勤める多くの人が本書を読んだら、私と同じような感想を持つと思われます。(本書がかなり売れているという事実からもそれが伺えると思います)
成果主義の弊害というのは、おそらくその制度を導入した全ての会社に多かれ少なかれ存在するものであり、本書を読むとそれを再確認できるということだと思います。
「成果主義をいち早く導入し、そして、いち早くその失敗を経験した富士通」の事例を反面教師として、今後の日本における成果主義のあり方というものを考えるのが生産的であると思われます。
管理職・特に人事関係者必須の読み物。
社内のあちこちから聞いて知っていた話が裏付けられていました。ショックです。もっと残念なのはそれが今も続いているということです。成果主義を印象付けるために、無能なのに幹部社員になる30代と優秀なのに無能な幹部社員の決定に振り回される40代スタッフ・・・あちこちで行われています。開発現場のモチベーションも人間関係もズタズタです。いっそ読まなければうわさの範疇ですんでいたかと思うと後悔すらしています。
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