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其面影 改版 (岩波文庫 緑 7-4)
 
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其面影 改版 (岩波文庫 緑 7-4) [文庫]

二葉亭 四迷
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商品の説明

中年の大学講師小野哲也は,見込みちがいの彼に失望した妻と義母に冷淡に扱われ,生きる興味をほとんど失ってしまう.ただ一つの光明は,出戻りの義妹小夜子の存在であった.やがて二人は道ならぬ恋におちてゆく.――知識人の自己分裂の悲劇を描き,『浮雲』以来約二十年を隔てて文壇への復帰作となった長篇小説. (解説 十川信介)

登録情報

  • 文庫: 237ページ
  • 出版社: 岩波書店; 改版 (1987/2/16)
  • ISBN-10: 4003100743
  • ISBN-13: 978-4003100745
  • 発売日: 1987/2/16
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 468,099位 (本のベストセラーを見る)
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おどろきでした。

わざと原作にはあたらずに、NHKのラジオ朗読をおいかけていました。

明治期の快作です。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 日本近代文学史上、二葉亭の『浮雲』の出現は画期的なものと認知されているけれども、それから20年ぶりに発表された『其面影』は今日に至るまで正当に評価されていない。これは誰がなんと言おうと彼の最高傑作であるばかりでなく、明治期の日本小説最高の作品である。『浮雲』の青臭さを払拭したうえで、冷徹な人生観照を隅々にまで行きわたらせ、哲也と小夜子の悲痛な運命を浮かび上がらせることに成功している。そこに描かれた近代知識人の自我の懊悩は、以後漱石の『三四郎』から『明暗』の諸作に引き継がれていく。この一作なかりせば、日本文学史はかなり違うものになっていたであろう。
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