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兵士ピースフル
 
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兵士ピースフル [単行本]

マイケル モーパーゴ , Michael Morpurgo , 佐藤 見果夢
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ほんのはずみで、戦場に行くことに決めたのだった。兄のチャーリーと一緒に。だってぼくらは、いつでも、何でも、分かち合ってきたのだから。そこは、砲弾が飛び交い、毒ガスがおおいかぶさり、塹壕と鉄条網に閉ざされた世界だった。憎むべき相手は、敵だけではなかった。そして今、六月二十五日午前六時をむかえようとしている…。戦場におもむいた兄弟のあまりにも痛ましい運命。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

モーパーゴ,マイケル
1943年、イギリスのハートフォード州生まれ。ロンドン大学キングズ・カレッジ卒業。小学校教師を経て作家となり、とりわけ児童文学作品を数多く発表。この分野で、現代イギリスを代表する作家としての地位を確立している

佐藤 見果夢
1951年、神奈川県生まれ。明治大学文学部卒業。公立図書館に勤務ののち、絵本や児童文学の翻訳にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 229ページ
  • 出版社: 評論社 (2007/08)
  • ISBN-10: 4566024040
  • ISBN-13: 978-4566024045
  • 発売日: 2007/08
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 464,811位 (本のベストセラーを見る)
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15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 夢追人009 トップ500レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
現代イギリスを代表する児童文学作家モーパーゴの戦争をテーマにした渾身の一作です。本書は第一次世界大戦の激戦地として知られるベルギーの町イーベルの「フランダース戦場博物館」に今も残る史実の記録を基に書かれています。作者が90年代後半に訪れた時に衝撃を受けたのは、臆病行為(脱走)の罪によって銃殺刑に処せられたイギリス人兵士の写真でした。その裁判は1件当り20分程度で判決が下され、処刑は味方の兵隊によって執行され、遺骸が埋められたという事です。この事実に対する怒りが、作者に筆を執らせる決意を抱かせました。物語はイギリスの田舎に平和に暮らす、知的障害のジョーにいちゃん,チャーリー,トモの3兄弟・近所の娘モリーの幸福な少年時代で幕を開けます。平和を愛し勇敢でも無かったチャーリー,トモも、やがて戦争の渦に巻き込まれ、否応無しに兵士として駆り出されます。戦地で経験した毒ガスや爆撃による幼馴染の友達の死は、トモの神経をズタズタにしてしまい、また味方の軍曹の中にもシゴキを楽しむ憎むべき奴等がいるのでした。そして激戦の中で、思いも寄らない過酷な運命が兄弟に襲い掛かるのです。

人間を狂気に駆り立ててしまう戦争の中で、平和な思い出を胸に抱いて心の支えにしている優しい青年を主人公に配し、無力だけれど非道な運命に抗って懸命に生きた青春を描いて、戦争の愚かさを強く訴えかける迫真の書だと思います。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 普通の日常の中に、でも全く自分の生活とは関係なく戦争が起き、兵士として参加させられることになる。一体誰が敵なのか、何の目的で戦っているのか…、戦争に参加させられる人の実感は、この物語の時代も、今ももしかしたら変わっていないのかもしれない。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本当の敵 2011/8/5
By riesu
形式:単行本
主人公の名前にこめられた皮肉。

兵士たちにとって本当の敵とはなんなのだろうか。

私は子供たちに夏には必ず戦争に関する本を読ませるのだが、はじめからほら戦争ってひどいよねと書かれた本は好きではない。押し付けがましく、そこからするっと逃げ出したくなるからだ。
この本も半分以上はピースフルの日常が描かれている。
だからこそ普通に日常を送っていた人間が戦争に身をおく愚かさがわかるし、その落差があるからこそ戦争の残虐性も浮かび上がる。

マイケルモーバーゴは今年の読書感想文の課題図書に作品が選ばれたが、まだまだ自分のものだけにしたく、あまり多くの人には知られて欲しくなかった作家でした。
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