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近年、常識というものを捉えなおすということを認知科学などでやられているが、共通感覚論をもう一度読み直してみるとよい。70年代最後に初めて出版されて結構たっているがその新鮮さは失われない。それは恐らく「常識」という問題が今もって解決していないということだ。養老孟司の「バカの壁」でも常識というものが結局問題となっていた。
また著者の今後の思想、臨床の知や汎リズム論への発展するもとにもなっていて色んなアイディアが散りばめられているいて読み直しても飽きない。
としてもよめます。修辞論やトポス論など、多彩なトピックスも交え
ながら、視覚優位になってしまった認識の基底へと静かに遡行してい
く様は、さながら哲学版「ミクロの決死圏」。
西洋哲学のタームに則りながらも、まぎれもなく日本人らしい観点を
感じさせ、テーマは違えど、九鬼の「いきの構造」にも比される優れた
論考だと思います。
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