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共喰い
 
 

共喰い [単行本]

田中 慎弥
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (72件のカスタマーレビュー)
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第146回芥川賞受賞
父親を嫌悪する17歳の少年が、もがきながら葛藤する姿を描く作品。 【著者コメント】 「さまざまなものを削り取ったあげく、こういう作品が残りました。 むき出しの骨を味わって下さい。」 その他の 田中慎弥 作品もチェック 。

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商品の説明

商品の説明

第146回(平成23年度下半期) 芥川賞受賞

内容紹介

第146回芥川賞受賞作「共喰い」――昭和63年。17歳の遠馬は、怪しげな仕事をしている父とその愛人・琴子さんの三人で川辺の町に暮らしていた。別れた母も近くに住んでおり、川で釣ったウナギを母にさばいてもらう距離にいる。日常的に父の乱暴な性交場面を目の当たりにして、嫌悪感を募らせながらも、自分にも父の血が流れていることを感じている。同じ学校の会田千種と覚えたばかりの性交にのめりこんでいくが、父と同じ暴力的なセックスを試そうとしてケンカをしてしまう。一方、台風が近づき、町が水にのまれる中、父との子を身ごもったまま逃げるように愛人は家を出てしまった。怒った父は、遠馬と仲直りをしようと森の中で遠馬を待つ千種のもとに忍び寄っていく....。川辺の町で起こる、逃げ場のない血と性の臭いがたちこめる濃密な物語。
第144回芥川賞候補作「第三紀層の魚」も同時収録。

登録情報

  • 単行本: 144ページ
  • 出版社: 集英社 (2012/1/27)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087714470
  • ISBN-13: 978-4087714470
  • 発売日: 2012/1/27
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (72件のカスタマーレビュー)
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77 人中、59人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 一読の価値はあり, 2012/2/3
By 
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(トップ100レビュアー)   
レビュー対象商品: 共喰い (単行本)
結局あのキャラは本を売るためのもので、内容は平凡な芥川賞作なのではないかと思って読んだが
いまどき珍しい文体に、陰鬱な世界観、その内容もなかなかの迫力を持って伝わってくる。
とりあえず、ただのパフォーマーではなかった、一読の価値はあり。
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45 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 芸術に何を期待するか, 2012/2/12
レビュー対象商品: 共喰い (単行本)
 話題作で、何かを期待して読む人も多いだろう。

 その「何か」とは、人生のヒントであったり、現代社会をあぶり出すような何かであったり、あるいは人間社会の真理だとか、はたまた強いカタルシスを持った感動であったり、人それぞれだろうが、芸術作品に触れる際に人は何かを期待する。そうでなければ、時間とエネルギーを割いて、文章を読むなんてことをするわけがない。

 で、芥川賞は純文学の賞で、新人・中堅向けの賞であるからそこまで完成度の高い作品ばかりでもないが、日本で一番有名な文学賞でもある。純文学とは芸術で、それを読めば何かある。自分の中に何かが起きる。といった期待が出てしまう。

 期待していたものが得られず、反動でレビューで低い点をつける人もいる。これは毎回の芥川賞受賞作に言えることだろう。いつものことだ。

 ただ、作者自身「それまで本というのは役に立つものだと思っていたのに、役に立たなくてもいいんだとわかった。」と川端、谷崎、三島の作品に出会った感想を述べているように、別に文学というのは何の役にも立たない(=読んでも何も得られない)としてもいいものなのだ。もちろん、そんな作品が世間で持てはやされることに腹が立つというのは分かるが。

 個人的には、日本の純文学らしい端正な文章に触れられたということで満足。ただ、物語内容は80年代くらいまでの日本っていう感じで、岡崎京子とかが出てきたのは何年前だったかな、と古さを感じた。コンビニと大型ショッピングモールが進出する前の地方という感じか。
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66 人中、49人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 これは純文学ですね。, 2012/2/3
レビュー対象商品: 共喰い (単行本)
話題の人になった著者ということで読んでみました。
昭和の片田舎のドロドロ感がよく出た小説。
宮本輝さんの「泥の川」とか水上勉さんの「猿籠の牡丹」
なんかをちょっと思い出してしまいました。
文章も凝っていて日本文学の王道系ってところです。
新鮮味はありませんが、今後も地方の雰囲気を伝える
純文学作家として大成してほしいなと思いました。
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