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国家論の中に、性について初めて言及したものとして
評価なさっていますが、そのような解釈は
若干失敗しているように思います。
その理由は、確かに「対なる幻想」は性関係を
扱っているのですが、むしろ関係性そのものを扱っていて、
吉本氏は概念化の作業からは自由でいられるのに、
他の多くの評者はそうではないからではないかと思います。
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