一作目よりもやや時代を遡り、女子高を舞台にしたストーリー。
閉鎖された古い女子高の解体作業中に、三体の白骨が発見された。
すでに時間がたちすぎているため、事件は解明されることもなくなぞのままに終わったはずだった。
しかし旧家の蔵から出てきた一冊のノートが、一点の光を与えることとなる。
それは怖ろしいまでに激しい恋の結晶ともいうべきものだろう。
最初によく出てくる交換日記は、正直に言ってくどすぎる。
しかし途中から物語りは鮮やかになり、ストーリーに引き込まれていった。
それに時代は違えど、女子高の雰囲気やいじめのような問題がよくとらえられていた。
まだ擦れることがない少女だからこその激しく一途な想い。
それこそが純粋の恋と呼ぶにふさわしいのかもしれない。
女同士だからこその危うい恋と、退廃的な雰囲気が時代背景とあいまって、独特の世界を作っている。
少女たちがウンター・デン・リンデンに旅立ったように、すべてを捨てて異なる世界へと行ってみたい。
そう思わせる作品だった。