六畳間の侵略者達の立ち位置、孝太郎への思いが少しずつ明確になっていく第4弾。
今回は、文化祭に向けた演劇に取り組むティアを中心に物語が進む。
ティアと孝太郎が練習に取り組んでいる中、ティアのライバルが現れ事件が起こる…。
【設定・世界観】★★★
主人公が住む六畳間+K(バス、トイレ付き)に、突然見知らぬ少女達がやって来た。
しかも、宇宙人、地底人、幽霊に魔法少女という面々…
多様な種族、属性を持つ者達が集い、騒動・事件に巻き込まれていくと言うパターンは、
既に「涼宮ハルヒの憂鬱」で確立していおり、当作品の設定は2番煎じとも思える。
しかし、ライトノベルの世界観としては個人的には悪くないと思う。
【キャラ】★★★★
さまざまな属性を持つキャラが登場する。
悪くはないのだが、いまひとつ動かしきれていない。
ただ、少しずつだがキャラが動き始めているので、今後に期待したい。
【ストーリー】★★
文化祭に向けた演劇の練習中にティアのライバルが襲って来た。
孝太郎は騎士となりティアを守り、二人の絆がよりいっそう強くなっていく。
そのメインストーリーにゆりかの話をかぶせ、最終的にゆりかの活躍によって難を逃れることになる。
ライトノベルの定番としては平均点なのだが、
いかんせん、ティアのライバルがティアを襲う際の理屈付けが酷すぎた。
この理由ではまったく納得できない。
もう少し、話の作りようがあったのではないだろうか?
【文章力】★
この作家の文章力は、ライトノベル作家としても最低ランクと言わざるを得ない。
とにかく、登場人物たちに感情移入できないのだ。
その原因は多々あるが、いくつか上げると、
・「キャッキャウフフ」展開の中で、「〜なのだ。」という硬い表現を使っている。
これでは、萌えられない。
・大半の登場人物について、心理描写を行っている。
これでは、誰にも感情移入できない。
心理描写を行うのは、基本は主人公一人、多くても二人までにすべき。
・文章が下手。
口語表現を多用しすぎ。
「てにをは」の使い方が過っている。
意味が分かりにくい文章、分からない文章が多すぎる。
この作家の最大の弱点は(というより作家として致命的だと思うが)、文章が下手だと言うことだ。
【イラスト】★★★
個人的にはあまり好みの絵柄ではないが、平均レベル。