SATものなどで落ち入りがちな最終的に話が大きくなりすぎて、
あまりに非現実的な大戦闘がおこるといった展開にならず、
それでいてマニアックな描写がいき過ぎて、
ストーリーがおろそかといったこともなくテレビドラマ仕立てな構成もあってか
飽きずに一気に読めたと思う。
主人公も、非現実的に”デキるヤツ”とか嘘くさいまでに”いやなヤツ”といった
ありきたりな”キャリア像”をうまく外して設定されていてよかったと思う。
ただ警察もの、広くはノワールやハードボイルドといったジャンルのほとんどに当てはまる、
あまりにもご都合主義というか、現実味のない”女性像”が残念。
また、こういった作品に自分は中途半端なファンタジーや宗教的人生観は必要ないかなと。
男の自分としては馬鹿だなと思いつつ、こういった小説をよむとロマンを感じてしまう。