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最も参考になったカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0
余りにも瑞々しい感性!,
By 郷田庄太郎 (千葉県我孫子市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: Three Junes (ペーパーバック)
スコットランドのお金持ちのお坊ちゃまのお父さんに、不釣合いなお家の出身ながら気にしていないお母さん、その3人の息子達。その長男のニューヨークの男の恋人、友達。二人の義妹。その家族と微妙に繋がる絵描きのお姉さん、そしてギリシア。日本人の普通の感覚からすると随分遠くにある設定の物語ですが、唸らされました。生きていくことの、人生を紡ぎ出して行くことの難しさ、悲しさ、そしてだからこその愛おしさが瑞々しく、一見淡々とした語り口から滲み出して来ます。ど派手でお茶目なオウム君(インコだったっけ)の存在が、いい感じでキラキラと輝いています。さすが、2002年のNational Book Awardの受賞作ですね。ジュリア・グラスって、捨てて置けない作家だなと思いました。ただ、読みこなすのは大変です。語彙のただならぬ豊富さ、アメリカの同性愛のアーティストや批評家の独り言めいた呟きやスコットランド独特の言い回し、簡単ですがフランス語もばんばん出て来たりして、私も大変苦労致しました。今でも「きちんと読破した」という実感はほとんどない、というのが正直なところです。でも、まあ、ね、辞書なしで読める本なんて面白くも何ともないし、ひいひい言いながら電子辞書とペーパーバックの紙面を交互に睨みつつ読み進めて行くのもいいもんですよ。次の作品も頑張って読もう、という気持ちにさせてくれた作品です。 マルの最後の日々…、は泣けちゃいますよ。
4 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
親しい人を亡くしたら、生きる指針になるかもしれません。,
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レビュー対象商品: 六月の組曲 (単行本)
残された家族の悲哀と再出発を描いた本書は、執筆動機が作者の妹の自殺に起因しているだけあってか、深く掘り下げた内面と陰影がリアルであり、ありがちな感動物のホームドラマに終わらないところがあります。映画化するなら、フェンノ役には、ヒュー・グラントといったところでしょうか。
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