先月、池袋新文芸座で「 映画を通して"核"について考える」という12本のシリーズ上映があった。特撮ありアクションありアニメあり、ドキュメンタリーも新旧織り交ざって幅が広く、とても良い企画だった。
この企画で、ドキュメンタリーは「六ヶ所村ラプソディー」(2006)「ヒバクシャ 世界の終わりに」(2003)「海盗り 下北半島・浜関根」(1984)「ドキュメント'89 脱原発元年」(1989)「祝の島」(2010)「世界は恐怖する 死の灰の正体」(1957)を見た。中で最もインパクトが強かったのは、「六ヶ所村ラプソディー」だった。
ラプソディーとは言うが視点はアイロニカルでない。登場する人誰もに真っ直ぐ取り組んでいる。再処理工場の煙突の風下で様々な被害が生じることを、まざまざと知らしめてくれた。3.11の後では、あ、ここに真実があった! と気づくシーンもあちこち。
鎌仲監督の核関連第一作「ヒバクシャ...」には、正直『こいつ勉強が足らんな...』とイライラしたが、たった3年後に作られた「六ヶ所村ラプソディー」ではほとんどそんな不満は覚えない。
新文芸座では監督トークショーもあった。鎌仲さんは相方も置かず、一人で内容のある講演をした。話がうまい。頭のいい人だと思う。