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六の宮の姫君 (創元推理文庫)
 
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六の宮の姫君 (創元推理文庫) [文庫]

北村 薫
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

最終学年を迎えた〈私〉は、卒論のテーマ「芥川龍之介」を掘り下げていくかたわら、出版社で初めてのアルバイトを経験する。その縁あって、図らずも文壇の長老から芥川の謎めいた言葉を聞くことに。王朝物の短編「六の宮の姫君」に寄せられた言辞を巡って、円紫師匠の教えを乞いつつ、浩瀚な書物を旅する〈私〉なりの探偵行が始まった。

内容(「BOOK」データベースより)

最終学年を迎えた「私」は卒論のテーマ「芥川龍之介」を掘り下げていく一方、田崎信全集の編集作業に追われる出版社で初めてのアルバイトを経験する。その縁あって、図らずも文壇の長老から芥川の謎めいた言葉を聞くことに。「あれは玉突きだね。…いや、というよりはキャッチボールだ」―王朝物の短編「六の宮の姫君」に寄せられた言辞を巡って、「私」の探偵が始まった…。

登録情報

  • 文庫: 283ページ
  • 出版社: 東京創元社 (1999/06)
  • ISBN-10: 4488413048
  • ISBN-13: 978-4488413040
  • 発売日: 1999/06
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By bluestar トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 芥川龍之介が自作『六の宮の姫君』をさして「あれは玉突きだね・・・いや、というよりはキャッチボールだ」と表現した言葉の謎を巡るミステリーです。 どういう経緯で生まれた作品なのか、誰とのキャッチボールだったのか、「私」がその謎を追って、奔走します。

 恥ずかしながら、芥川の作品というのをきちんと読んだことがありませんでした。だから、彼の生い立ちやらバックグラウンド、自殺に至る経緯なども全く知りませんでした。それでも、全く退屈せずに作品全体を楽しめました。これはひとえに、作者に筆力によるものでしょう。知らない人間でもこれだけ楽しめるのですから、芥川に慣れ親しんでいる方なら、なおさらおもしろいでしょうね。

 人が死ぬわけでもなく、犯罪者が出てくるわけでもない、だけど立派なミステリー。基本的には、古本屋や図書館で古い本やら雑誌やらを調べる、これだけの行為の中からこんなにすばらしい「推理」を組み立て、一つの作品に仕上げてしまう、北村薫という人はすごい人だと改めて思いました。こんな”知的な”ミステリー、なかなか今の日本になかなかないでしょう。

 これを読んだおかげで、芥川のみならず、菊池寛など、同時代の作家の作品も手当り次第に読んでみたくなりました。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By uirou VINE™ メンバー
形式:文庫
読み始めるまでここまで込み入った話とは思いませんでした。
「六の宮の姫君」をめぐる探求は、勉強が楽しい時のような、読んでいる側も知的エネルギーを消費する、不思議な本でした。
普段の読書とは違う体験ができましたが、苦手な人もいるかもしれませんね。
本書は卒論と絡んでいますが、卒論としては情熱的で格段によく調べてあるけれども、学術的な価値はそれほど無いのかもしれないと思います。
でも、そんなこと気にしないで、主人公と一緒に本の虫になりましょう♪
作者の異色のたくらみに、感心しきりです。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ぷりうす トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
芥川龍之介の短編「六の宮の姫君」に寄せられた言辞の謎に迫るミステリー。

というと、「ダヴィンチコード」のような謎解きを想像しますが、本書は、そうした派手な展開とは無縁です。しかし、面白くない訳ではありません。むしろ、非常に面白い!知的好奇心をくすぐられます。

謎解きに使われるのは、図書館に行けば見つけられそうな本ばかり。そこにちりばめられたヒントから、近代文学の巨匠たちの心理に迫っていくのは、純粋な学問的な興味をそそります。

本来学術的な論文になるような内容を、独特の透き通るような文体でエンターテイメントに仕上げてしまう、北村さんの筆力に脱帽です。

血なまぐさい殺人事件や、鮮やかなトリックもいいですが、本書を読めば日常の中にミステリーの種はいっぱいあることが分かります。

ミステリーの枠を拡げる作品。近代文学に興味がある方はもちろん、基礎知識が中学校の教科書程度でも十分楽しめます。おすすめ。
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最近のカスタマーレビュー
面白くてびっくり!
凄く面白かったです。
内容が内容なので、芥川を中心としたあの時代を彩った
才能豊かな人々のやり取り含め... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: luv−mi
芥川龍之介はなぜ。
主人公である大学生の「私」が、
探偵役である噺家・春桜亭円紫と
日常の謎を解き明かす人気シリーズ。... 続きを読む
投稿日: 2009/12/29 投稿者: 稲田英資
知的好奇心を満たす文学ミステリー
『空飛ぶ馬』『夜の蝉』『秋の花』に続く「円紫師匠と私」シリーズの4作目。... 続きを読む
投稿日: 2009/2/7 投稿者: sasabon
円紫さんシリーズでは最高傑作
... 続きを読む
投稿日: 2008/9/30 投稿者: ホレイシア
本好きな人必見!異色のミステリー♪
殺人事件など起こらない。探偵も刑事も登場しない。だが、この作品は
立派なミステリーだ。ただし、異色中の異色だが。「六の宮の姫君」の... 続きを読む
投稿日: 2007/11/6 投稿者: ゆこりん
菊池寛が読みたくなる。
円紫師匠と私が出てくるシリーズの4作目。今回の謎解きは芥川龍之介作「六の宮の姫君」をめぐる「玉突き」「キャッチボール」という発言から始まった。... 続きを読む
投稿日: 2007/7/3 投稿者: 阿寒毬藻
思わず読みたくなる読書案内
 「誰もが毎日、何かを失い、何かを得ては生きて行く」

第一作目では大学一年だった「私」も卒業を控え
この作品では、卒論にてこずり始める。... 続きを読む

投稿日: 2005/1/18 投稿者: のりぞう
芥川を知ると更におもしろさが増します
「六の宮の姫君」は終始「芥川龍之介」がメインなので1度読んだときは、ハッキリ言って難しくて面白いとは思えませんでした。... 続きを読む
投稿日: 2004/6/9 投稿者: Lemonade
文学部必読書!
北村薫作品の中で一番好きな作品です!
ミステリーとしての出来はもちろんのこと、芥川龍之介に焦点を当てながら進む物語は... 続きを読む
投稿日: 2004/5/13 投稿者: アイランダー
こんなミステリーもありなのだ。
卒論を『芥川』に決めている私は、バイト先で老作家・田崎先生から芥川が『六の宮の姫君』について「あれは玉突きだね。……いや、と言うよりはキャッチボールだ」と語った言... 続きを読む
投稿日: 2004/2/11 投稿者: t-grandma
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