世界最長のSF連作長編・宇宙英雄ローダン・シリーズ第7巻。本巻は第1巻と同じ流れで、シェールとダールトンが執筆しています。一万年前の伝説である永遠の生命の星に住む太陽より長命な種族の謎を追って、ローダンは全力を傾注して行きます。
『六つの月の要塞』K.H.シェール著:ローダンはフェロン人と、彼らの惑星に通商基地を築く件について交渉を続ける。一方、ヴェガ星系に残るトカゲ宇宙人トプシダーを掃討する為の秘策として、わざと捕虜を解放し偽の通信電波を宇宙に向けて発信する作戦を敢行する。『銀河の謎』クラーク・ダールトン著:金星のアルコン基地に眠る資料から不死種族が第10惑星にいると知ったローダン一行が赴くと、そこは無人惑星だった。結局、第10惑星と第11惑星にある隙間から彼らは惑星ごと移動したのではないかと推定される。惑星フェロルの時間地下庫をアルコンのポジトロン脳によって制御したローダンは、内部に置かれた物質転送機を修理してクレストらと共に乗り込み、高度の知性体が仕掛けた試練に果敢に挑戦するが・・・・。
新たに、アルコン人でさえ理論上でしか理解していなかった、フィクティヴ転送機という機械インパルス波による機械的テレポーション、遠くにある物もテレポート出来る物が現れます。ローダン物語には多少のユーモアが存在しますが、この頃はタコ・カクタがブリーの足先を踏んづける様にテレポートして、悪態を吐かれるというエピソードが面白いです。ローダンは己を信じて未知の領域へ進んで行き、同時に人類を輝かしい未来へ導きます。これからも興味津々の物語を、期待しながら楽しみに見守って行きましょう。