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公認会計士vs特捜検察
 
 

公認会計士vs特捜検察 [単行本]

細野 祐二
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (45件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ある日、凄腕の公認会計士が逮捕された。容疑は粉飾決算。シロアリ駆除の上場企業、キャッツ経営陣による株価操縦事件に絡み、東京地検特捜部に摘発されたのだった。カネボウ、ライブドア事件でも公認会計士が逮捕されたが、すべて容疑を認めている。だが、キャッツ事件の被告は容疑を否認して、190日間拘留される。「粉飾決算ではない」。専門の会計理論を駆使して取り調べの検事と対峙するが、検察の描いたシナリオのまま起訴される。まさに、佐藤優『国家の罠』の公認会計士版である。裁判では、会計学者から粉飾ではないとの鑑定意見が出され、他の容疑者のよる被告に有利な証言が相次ぐが、一、二審とも敗訴。東京高裁の控訴審判決直後、白血病の妻が急死するという悲運に見舞われるなか、上告して闘っている。その闘いの詳細を極めた被告自身の手記である。

内容(「BOOK」データベースより)

会計論争で検事を打ち負かしても一、二審有罪。「司法の闇」を弾劾する辣腕公認会計士渾身の書。

登録情報

  • 単行本: 432ページ
  • 出版社: 日経BP社 (2007/11/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4822246213
  • ISBN-13: 978-4822246211
  • 発売日: 2007/11/15
  • 商品の寸法: 19.2 x 14 x 4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (45件のカスタマーレビュー)
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89 人中、87人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 事件後4年にして真相を知り納得できた。元社員, 2008/1/31
レビュー対象商品: 公認会計士vs特捜検察 (単行本)
私自身、事件の舞台である'潟Lャッツに16年間勤務していました。事件後、民事再生から転職を余儀なくされました。この本を読むまで、この事件の真相を理解していませんでした。私は著者である細野氏を知っています。加えて細野氏以外の登場人物の多くを知っています。この作品は、満天白日の下に事件と関係者の本質を明らかにしたものでした。この事件の本質は、「外部の詐欺師たちが起こした経済事件」であり、詐欺師らは捕まりもせず、罰せられてもいないこと、さらに、この事件が歪曲された原因が、事実でない証言(偽証)によって立件されているということが述べられていました。この中の登場人物は、全て実名で書かれており、元常務の学歴詐称まで書かれていることに驚かされました。元社員の私としては、ある種、この本が、この世の閻魔大王の判決文のように、各人各様の実態を鮮明に表現していることに背筋を寒くする思いで一気に読みました。細野氏の過去を知るものは、細野氏が善良な人であることを知っています。そのような細野氏をして、悪の烙印を押し、色眼鏡で見ると、主犯にも見えるものだというのは、怠慢な権力のなせる業なのでしょう。問題の本質が、元役員の讒言(ざんげん)にあるという点に、事件の複雑さ、やるせなさを感じました。元常務らが、いかに検察のストーリーとはいえ、自らが助かりたいがために細野氏を犠牲にして自らが特別背任の罪を逃れたという点は、元社員として許せません。真実の犯人である初期の首謀者が逃れることができたのも、本来被害者である村上氏や、事件の解決を図ろうと努力した細野氏が事件の首謀者に仕立てられたのも、原因が元常務の偽証にあったのですから、今更ながらにひどい事件だと思います。この本は、経済犯罪を裁くということの難しさを、ノンフィクションで解説した良書です。加えて、人が人を裁くことの難しさを、この本は教えてくれています。
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47 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 特捜検察と裁判所の恐ろしい実態, 2007/12/15
By 
A-san (台北市) - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 公認会計士vs特捜検察 (単行本)
 驚愕の事実が世の中に公開された。キャッツの株価操縦事件にからみ2004年3月に逮捕された公認会計士による特捜検察との闘争の3年半が綴られている。
 第1章の東京地検特捜部のつかみから圧巻である。検察の取調べ手法は常軌を逸しており、会計のプロである公認会計士に対して強引に「有価証券報告書虚偽記載」というシナリオを描いて立件を進める捜査姿勢・方針には身の毛がよだつ思いがした。
 この本のすごみは、控訴審を闘い終えた時点までのすべての記録が被告の側から正確かつ網羅的に綴られていることにある。第一部は逮捕前後から起訴まで、第二部は一審、第三部は控訴審である。第二部の最初の辺りで、著者のクライアントに対する過剰なサービスに違和感を覚えた読者は少なくないと思う。また、監査人の「独立性」を持ち出すまでもなく、社長の大友に経営者としての誠実性が感じられない以上、監査人という立場で関わるべきではなかったという気がしてならない。第二部は誠意なき人間にだまされた哀しい敏腕会計士の姿が映し出されており、さほど同情の念を抱くことはなかった。
 ところが第三部で一転する。検察官の心証をよくするために動こうとする弁護士とも対立し、著者は無実の立証に向け捨て身の攻勢を展開する。顧問弁護士の本多弁護士、村上専務、そして社長の大友に直に会い真実を語ってほしいと迫る。彼らが会ってくれたこと自体ある種奇跡だが、罪を著者に負いかぶせた自責の念と、著者への数々の恩義に対する人間としての良心がそうさせたのだと思う。社長・専務が宣誓供述書のみならず逆転証言まで引き受けたことは、著者の人間力のなせる業であり、そこに大きな救いがある。
 一方、検察という恐ろしい国家権力の横暴と、それを止めることができない日本の司法制度には怒りを通り越して呆れるより他にない。
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25 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 単なる手記ではない, 2007/12/13
レビュー対象商品: 公認会計士vs特捜検察 (単行本)
まだ読み始めたばかりだか、とにかく面白い。
株価操作というものがどのように行われるのか、
自白調書がどのようにでっち上げられるのか、
まるで映画を観ているように情景がありありと浮かぶ。
そして、腐敗しきった司法制度にただただ唖然とするのみ。
へんな小説よりもずっと面白い。
単なる手記や事件簿だとは思えない。日本社会への提言である。
検察官の春の人事異動の日程に合わせて逮捕の日程が決められ、
まともな取調べもせず、予め準備された自白調書に署名することを強要される。
全面否定して拘留が長引くよりも
偽りの自白調書に署名して楽になることを選ぶ事例が圧倒的に多いという事実。
このようなことが、平然と法治国家で行われている。
本書を読んで司法制度の実態を知っていただきたい。
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