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公立学校の底力 (ちくま新書)
 
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公立学校の底力 (ちくま新書) [新書]

志水 宏吉
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

公立学校をめぐる世間の見方は依然厳しく、また政治経済両面からの影響においても逆風のなかにある。けれども、全国を見渡せばそのイメージを覆す学校が存在するのもまた事実。本書ではその中でも特に元気にあふれた一二の学校に光を当て、教師たちの取り組み、地域とのかかわり合い、そして生徒たちの息づかいをあたたかい目でレポートし、さらには“力のある学校”をつくるためには何が必要なのかを考察する。公立学校のよさを再認識させてくれる書である。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

志水 宏吉
1959年兵庫県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育学博士)。東京大学教育学部助教授を経て、大阪大学大学院人間科学研究科教授。専攻は、学校臨床学、教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 270ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2008/09)
  • ISBN-10: 4480064478
  • ISBN-13: 978-4480064479
  • 発売日: 2008/09
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
日本の公立学校もまだまだ捨てたもんじゃないと元気をもらえる本です。12の「力のある学校」と呼ばれる、公立小学校、中学校、高校の取り組み、挑戦が数多く行ったであろう学校訪問、授業視察、学校行事への参加、地域の人たちへの聞き取りなどから丁寧に描かれています。 著者の研究テーマの中心がいわゆる「しんどい子」がたくさんいる同和推進校やニューカマーを多く抱える学校のようで、12校のほとんどはそのような背景を持っている学校です。 多くの学校は学区内に経済的あるいは社会的に厳しい地域、しんどい家庭を多くかかえていますが、そういう地域の子どもたちがもつハンデを克服し、確実に基礎学力をつけさせることに全力で取り組み、それを成功させています。 

私自身関西で公立の小中高の学校を卒業し、公立の学校の教諭をした経験があり、この12の学校、特に関西の「しんどい学校」の先生方がどのような努力をされているか、朝早くから夜遅くまで走り回っておられるか、そういうことを想像すると本当に頭が下がります。 本の最後に「力のある学校」のまとめとして提示されているスクールバスに例えられた8つの要素の部分は、そのとおりだと思う一方、個々の学校、あるいは教師の良心や努力に「おんぶにだっこ」にならないようにしてほしいと感じました。 著者も一番最後のコメントとして締めくくっているように、バスはガソリンがないと動かない、ガソリンは行政の学校へのサポートであり、それがないと、あるいは十分でないと教師(スクールバスのエンジンに例えられている)のエネルギーは枯渇してしまう。 

社会が変わってゆく中で、学校に対する期待は大きくなるばかりで、「あれもこれも」と学校に要求が降り掛かってきます。 この本に出てくる学校の先生方は文字通り「全力投球」で子どもたちに関わっています。 学校のエンジンである教師たちにサポートや助けの手がさしのべられられなければ、「全力投球」は長くは続けられません、投球しすぎたピッチャーのように故障したり、つぶれてしまったりするでしょう。 最後はそういうことを考えながら読みました。 関西には元気な公立学校がまだ結構あるんだということにも喜びを感じました。 
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19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
この本の中の「教育は買ったり、選んだりするものではなく、一緒につくっていくものだと思う。できあいのものを消費するものが教育なのではない。たまたまの縁で出会った者どうしが同じ場所で長い時間を過ごしていくなかで何かを作り上げていくのが、教育と言うものなのなのだろう」いう言葉がとても素敵だと思う。「しんどい子どもたち」に対する教育の意味を今こそ問い直す必要がある。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By GTT
形式:新書
公立学校ではやれることが限定される。これは紛れもない事実です。でもそんな「やれる範囲」でここまでやることができるという報告集でした。管理職でなく「ミドルリーダー」が学校を作る時代です。同志よ、頑張りましょう!
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