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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
身に覚えのないオレ(アナタ)も公安に監視されているかもしれない・・・,
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レビュー対象商品: 公安警察の手口 (ちくま新書) (新書)
自身の経験をもとに公安警察のあり方を問うた作品。平易な文章で書かれているので解りやすく読み易い。ただ、あとがきにその理由が書かれているが、公安を巡る裏話的なエピソードは書かれていない。書かれているのは、あくまで公安の「手口」である。そういう意味では著者の経歴通りの硬派な一冊だ。客観的であろうとしているのが文章から滲み出てくるが、時折り、公安憎しという感情が表出している文章が見受けられる。ただ、それも裏を返せば彼が受けた取り締まりが理不尽だったという証拠なのだろう。 テロに対する監視にシフトしてきているとはいえ、いまだに共産党に対する取締り(監視)が公安警察の仕事のかなりの部分を占めていることにまず驚いた。過去は過去として現在は合法政党にもかかわらず、党勢がジリ貧であるにもかかわらずだ。著者が指摘するとおり組織の維持のためと捉えられても仕方ない。 著者は、公安警察官の一人一人は優秀で、強烈な「愛国心」を持った人々であり、並みの覚悟でできる仕事ではないと記している。そして、その手口について内部告発が起きない公安の「教育体系」に驚愕し、それを「思想教育」と定義している。たしかに、思想を取り締まる側が行なう教育は思想教育しかないのかもしれない。 また、著者は、公安は日本で最も「愛国者」なのかもしれない。そうした優秀な人材をいつまでも顔のない隠密にしておくのはもったいない。さらには、抑圧・謀略機関の一員として終わらせるのも惜しいと思う。と記し、公安について開かれた議論すべきではないだろうかと主張する。もっともな意見だが、それは無理だろうな・・・。
30 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
一度狙われたら大変です,
By manosaku (北海道札幌市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 公安警察の手口 (ちくま新書) (新書)
著者は新右翼「一水会」元会長。公安にやられた側が憤りをこめて公安不要論をぶつ。しかしまあ、一度狙われたら大変です。隣近所に聞こえるようにガサ入れしたり、逮捕したくなれば勝手に転んで公務執行妨害容疑(「転び公妨」という)。右翼、左翼の活動家なんて流行らないわけだ。で、実際事件を起こすのは、普段は一社会人として生きる「潜在右翼」だったりするのだから、公安の徹底マークもあまり意味がないという。小さい時から右翼の街宣車を見かけると何となくわくわくしてしまう。けれど、実のところ、右翼も公安に首輪をつけられたまま吠える飼い犬に過ぎないようだ。
28 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
わかりやすかった,
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レビュー対象商品: 公安警察の手口 (ちくま新書) (新書)
警察の「公安」という存在はテレビとかで知っていたが、実際にどんなことをやっているのかを知ろうと思ってめぐりあったのが本書。公安警察に狙われてきた著者が公安警察の素顔を描く。 警察に関しては全くの素人であったが、わかりやすく、すんなりと読むことができた。 取り締まられる側の人間が書いているので多少取り締まられる側に偏った内容といった感じはあるが、全体を通して中立的な立場から描こうという努力が見られる。 できれば同様の本を複数読みたいところだが、本書一冊でも十分中立的な立場から公安警察について知ることができる。 ほんの少し取り締まられる側に偏っているところを考慮して星は4つにしたが、現代警察の抱える問題がわかりやすく著されている好著である。
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