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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
日本コンビニ史を概観しながら、消費者として主体的にかかわるきっかけとなる良書,
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レビュー対象商品: 公共空間としてのコンビニ 進化するシステム24時間365日 (朝日選書) (単行本)
著者はフリージャーナリストであり大学の非常勤講師も務める人物。日本のコンビニ史をその黎明期から現在までおよそ30年に渡って網羅した労作です。 コンビニが日本社会の大きな変化によって生まれ、そして今もなお変化を続けているという様子が大変よくわかります。人々が「高価なものだから買う」もしくは「安価なものだから買う」という消費行動をするだけではなく、「便利だから買う」もしくは「新しいものにすぐ出逢えるから買う」という最近の消費傾向を受ける形でコンビニが普及拡大してきたというのは大いにうなずける点です。 著者の筆致は手放しのコンビニ礼賛でもなければ無批判なコンビニ批判でもありません。大変良識あるバランスにのっとったもので好感がもてます。 本書の最終段階で、環境問題の側面からコンビニの24時間営業の是非が論じられる昨今の事情について筆を進めていますが、「お上(かみ)が二四時間営業を規制することに反対しているコンビニ本部が、加盟店に二四時間営業を強制するのでは首尾一貫しないだろう」(287頁)と指摘しているくだりは明快です。もっと柔軟な形で、たとえば店舗ごとに営業時間を短縮したりする手法をとることも可能でしょうし、第一に、深夜に顧客数が激減するような店舗では人件費をまかなうだけの売り上げも期待できないという著者の取材によって明らかになった事実も見逃せません。 日本社会に大きく根を張るに至ったコンビニを消費者はもっと主体的に大いに議論していってもよいのではないか。そんな気にさせる良書だと感じます。
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
コンビニさま、お世話になってます,
By Saku (東京都世田谷区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 公共空間としてのコンビニ 進化するシステム24時間365日 (朝日選書) (単行本)
日本の社会にこれだけ影響を与えてきたコンビニについては、これまでもマスコミが断片的に話題にしてきたが、ここまで緻密に膨大なデータを整理し、さまざまな角度から論じた本はなかったと思う。こういう正しい書物を読むと、ネットではかなわない「本」というメディアのすごさを思い知らされる。情報が著者の頭脳を通して素晴らしく整理されるからである。コンビニが公共空間になるという著者の示唆は興味深い。進化し続けた結果、都市という身体の一部となってしまったコンビニが、地方の寒村に必ず一軒はある「何でも屋」に共通する役割を担い始めているというのは皮肉な結論だが。
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
コンビニってあなどれない!,
By mijukumono (首都圏) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 公共空間としてのコンビニ 進化するシステム24時間365日 (朝日選書) (単行本)
コンビニを毎日のように使っているが、この本に書かれているようなことは考えたことはなかった。そうだったのか、という思いが強くした。私はコンビニに行くと、いつも買うつもりでもなかったものを買ってきてしまう。私ってコンビニ好きなんだなあと思っていたが、買わせるような仕掛けがあるなんて知らなかった。ビックリというかショックというか、違う世界を見せられた気がする。 そう思って読み進めると、コンビニのすごさがだんだん分かってくる。なんだか人の心の奥までコンビニにのぞきこまれているような感じがしてくる。 これからコンビニに行くときには気をつけよう。でも、コンビニってなくならないから、最後のほうに書いてあるように、どうしたら私たちに都合がよいコンビニになるかって考える必要もありそう。 そんなことも考えたおバカな私でした。有り難うっていいたい。
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