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八雲立つ 第1巻 (白泉社文庫 い 1-18)
 
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八雲立つ 第1巻 (白泉社文庫 い 1-18) [文庫]

樹 なつみ
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 文庫: 334ページ
  • 出版社: 白泉社 (2008/7/15)
  • ISBN-10: 4592888014
  • ISBN-13: 978-4592888017
  • 発売日: 2008/7/15
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
出雲の居合道宗家不椎神道流15代目の闇己君と、平凡な家庭で育った七地君との古から続く縁に纏わる物語。

彼らの目的は、7本の神剣を集め千七百年も出雲に巣くうスサノオノミコトの呪詛(念)を昇華する事。

闇己君は万物に宿る大いなる自然の"気"を操るシャーマンであり、
一方で負のエネルギーである"念"を心地良く感じ、闇に身を委ねる部分を持つ諸刃の剣のような青年。

七地君は人が良いくらいしか取り柄のないような、おおらかで世話好きな青年。
彼のみが闇己君の闇を払拭する光の存在である。
これは古代での繋がりが意図するところ。

こんな二人が現代で出会い深く繋がるきっかけは、49年に一度の出雲の秘祭「神和祭」でおこる事件です。

この最初の出会いの場面が、もう一度最後に出て来ます。
物語は「現代」と「古代」が交錯しながら進み、最終巻で繋がり哀しみを伴う結末へと…。

しかし、何とも爽快な気持ちにさせてくれました。
一筋の光の煌めきを残し、終わる事が惜しまれる作品です。

【追記】
「古代編」では『古事記』『日本書紀』等から引用されたエピソードもあり、
設定は違いますがオオクニヌシ(オオナムヂ)、スクナヒコナも登場します。
古代出雲王朝が好きな方も楽しめるかもしれません。

※ある時を境に文庫本版とコミック版のレビューが合体したので下記に全巻数を明示しておきます。

◆文庫本:全10巻
◆コミック:全19巻
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
生まれ変わり・運命・宿命 上の言葉がピッタリの物語です。誰もが惹かれてしまう容姿を持つ自信たっぷりのクラキ君の心の闇に惹かれました。読めば読むほどハマってしまいます。どんなに遅くても、4巻くらいからグッと引き込まれていくハズです。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 コミックで全19巻の1巻目です。10年にもわたって連載された初刊なので、最後の方とは登場人物の表情にやや違いが見られます。七地のほんわかムードのお惚け顔はラフな感じはしますが、全体を通しての雰囲気はそのまま。闇己の表情は最初の頃の方が少年らしい繊細さと、巫覡らしい神秘的な感じが出ていて、結構好みです。
 刀の研磨を生業としていた祖父の形見であるいわくありげな太刀を奉納しようと、大学生の七地健生が、演劇の取材として先輩に同行して出雲を訪れるところから話は始まります。代々巫覡(シャーマン)を司るという維鉄谷村の旧家の跡取りである布椎闇己との出会い。「気」「念」を操り、自分の体の中に「念」を寄り憑かせ、あまつさえ自分の思い通りに操ってしまう力を持つ負の巫覡(シャーマン)闇己。母親の不義の子として負い目を持ち、父と姉以外誰とも打ち解けることの無い布椎闇己が、唯一心を許す存在となる七地健生。初対面から七地にやたら突っかかってくる闇己が見せる、一瞬の笑顔がたまらない。
 七地が宗主譲りの秘密の祭祀を目撃してしまったことから起こる、古事記の太古にさかのぼる出来事は、物語の始まりにしか過ぎません。七地が見た夢とも幻ともいえない場面がこの後の展開に重要な意味をもち、続きが気になるところで終わっています。巻末に青空を見上げながら闇己が見せる笑みを含んだ静かな表情と、七地の遥か遠くを見つめるような憂いを含んだ表情は、二人の未来を暗示するようで切ない。
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