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八月十五日の天気図―沖縄戦海軍気象士官の手記 (光人社NF文庫)
  

八月十五日の天気図―沖縄戦海軍気象士官の手記 (光人社NF文庫) [文庫]

矢崎 好夫
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 720 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

大島より沖縄まで南東の風九メートル、雲量九、雲高五〇〇、視界不良、小雨、沖縄本島南岸に沿って弱い不連続線…。大戦末期、航空戦に不可欠の気象情報を掌握し、南西諸島の作戦遂行に寄与した海軍気象士官が、沖縄気象班編成までの苦難の道と米軍との壮絶な戦いに斃れた沖縄海軍部隊の最後を描く感動の話題作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

矢崎 好夫
大正11年、長野県に生まれる。気象大学卒。昭和18年、海軍兵科3期予備学生。旅順教育隊、横須賀航海学校をへて、南西諸島空に配属。のち海軍気象部に勤務、国分海軍航空隊にて菊水作戦参加、第634航空隊で終戦を迎える。海軍中尉。気象庁、国連職員等をへて、平成13年、国際倫理調査会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 294ページ
  • 出版社: 光人社 (2004/11)
  • ISBN-10: 4769824408
  • ISBN-13: 978-4769824404
  • 発売日: 2004/11
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
必死三昧 2005/1/18
形式:文庫
著者は大東亜戦争末期に海軍気象士官として従軍された軍人である。気象士官といっても必死覚悟の沖縄で白兵戦に備えた部隊をも指揮されていた御仁である。軍命により米国が上陸する前に東京や特攻基地であった国分へ転進されるが、当時の戦況や著者自身或いは戦友の方々の心中が克明に記された貴重な戦記である。特に沖縄戦では殆どの戦友を失いながら、僅かに生存された戦友の方々から聞き取られた終戦までの肉薄戦の記録や国分基地で多く特攻隊員を送り出し、その特攻機の突入寸前までの交信状況の描写等から散華される武人も、また残される武人も悲壮でありその双方からの“必死さ”が伝わってくる。終戦間もない言論の自由が認められなかった占領期は兎も角、独立回復後には本来この様な記録は国家として全国民の共通認識にすべく、語り継がれるように配慮をすべきであったろう。
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By lm700j
形式:文庫
軍人として教育を受けたのではなく、気象の専門家だったのが士官になった人の手記である
だから自分の専門性に基づき生粋の軍人とは違う視点で書かれている
事務処理能力も異様に高く、沖縄方面の気象観測網の維持をしたり
観測隊の陣地を設営し切り込み隊の訓練まで行っている。世の中、万能な人がいたもんだな、と
気象観測やそのアウトプットが航空戦力にとっていかに重要なファクターとなるか
あるいは軍隊内での事務処理の過程など、なかなかに知らない話が多い
いざ決戦となる前に沖縄から東京に呼び戻され、沖縄に残してきた仲間はほとんど戦死
さらには九州の特攻隊の基地での気象観測を行うこととなり多くの特攻隊員を見送ることとなった
また特攻隊の付き添いでの決死の気象観測の話が出るなど
何度も死を意識しつつもそれを回避してきたのが独特の風合いを帯びているようである
気象関係では同僚に恵まれ海軍の中では無能な上司などにはあまり当たらなかったせいか
本職の軍人の書く整理された反省しきりの本とは一線を画す一冊である
この人が書いているもう一冊の本が書かれた心境が少し伝わったかも
軍ヲタのみならず気象好きやお役所仕事好きにはおすすめだね
新田次郎が好きな人はとりあえず読んどけ
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