戦後、隠ぺいされていた「沖縄戦のもう一つの真実」を白日の下にさらした衝撃本!。ケータイ文庫の連載を書籍化したもので、知り合いに「すごい本だよ」と薦められ、一気に読みました。
内容について、新潮社のHPは、こう紹介してある
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最後まで聴き終わったとき、僕は長い旅から戻ったような気がしていた……。大学生の秀二に渡された3本のテープ、生々しい肉声。一発の砲弾も撃ち込まれなかった「平穏な」伊是名島で、何が起きたのか。真夏の闇、敗残兵たちの影、島民のスパイ疑惑、無意味な死。「秘められた戦争」に迫り、人間の真実と生への励ましを伝える力作長編。
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モデルになった「事件」が実際にあると思うが、それにしても、そんな「秘められた戦争」を蓮見はどこで見つけたのかね。60年以上も前の、それも沖縄の離れ小島の話だぜ。蓮見がかつて新聞記者、週刊誌記者であったことを改めて思い知ったね。なかなかの取材力!。
蓮見の殺人シーンの描写力は「悪魔を憐れむ歌」で感嘆したものだが、ここでもそれが発揮されている。記者時代、殺人実行者、被害者から直接取材しているからこそ、書けるんだと思うね。
俺は蓮見と同世代。蓮見の描く淡々とした「男の主人公」が好きで、本が出る度に飛びつくんだが、この作品は新たな境地を切り開いた感じ。蓮見のノンフィクションも読みたい。