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八月の博物館
 
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八月の博物館 [文庫]

瀬名 秀明
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

あの夏、扉の向こうには無限の「物語」が広がっていた。

20年前の夏の午後、ふと足を踏み入れた洋館で出会った不思議な少女・美宇。黒猫、博識の英国人紳士。その奇妙な洋館の扉からトオルは時空を超えて、「物語」の謎をひも解く壮大な冒険へと走り出した-。

--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

小学生最後の夏休み。少年トオルは、偶然に見つけた不思議な建物「THE MUSEUM」で、謎の美少女・美宇に出会う。あらゆる時代と場所へ、時空を超えて移動することが可能なこの建物の中で、過去のエジプトへ飛んだ二人。しかしその冒険は、長く封印されていた邪悪な力を召喚し、大人になった未来の自分自身さえも呼び寄せてゆく。壮大なスケールで展開する、物語のワンダーランド。

登録情報

  • 文庫: 666ページ
  • 出版社: 新潮社 (2006/09)
  • ISBN-10: 4101214336
  • ISBN-13: 978-4101214337
  • 発売日: 2006/09
  • 商品の寸法: 10.8 x 0.8 x 0.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 652,317位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 茶七
形式:文庫
瀬名氏の作品の中で一番好きです。確かに長く、三人の視点で書かれているため、途中までは三つの物語を同時並行で読んでいるように感じます。
ですが、三つの話が一つに繋がった時点の「ああ、そうだったんだ!」という驚きは爽快です。
この作品には、作者自身の苦悩を代弁したと思われるキャラクターが登場します。それを読んで私は、これを書いたのが「小説家」というどこか遠い世界の住人ではなく、悩み苦しむ一人の人間なのだと実感しました。
ぞくぞくするようなスリルはありません。でも、時間があるときにじっくりと何度でも読み返したい作品。
私は十代でこの作品に出会いましたが、あまり時間の経っていない小学生時代を懐かしく感じました。もう少し人生を知ってから読めば、また違った読後感が得られるのではないかと思います。
私の人生にちいさな道標をくれた一冊です。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By
形式:文庫
小学生の少年、作家、エジプトの考古学者。三人の視点で進む「物語」の物語。

物語に没頭すると言うのは小説好きの私には常の事なのですが、この作品は読者を

物語に没頭させながら、同時に「物語に没頭するとはどういう事か」と言う客観的な

視点で考えさせます。衝撃でした。今までこんな小説は読んだ事がありません。

作品中の作家「私」が問い掛ける「物語とは何か」と言う疑問は、恐らく瀬名氏の中に

常にあるもので、「私」の視点によって彼が作家として物語を創ると言う事にどれだけ

の想いを傾けているのかが垣間見える、作品の向こうにいる「瀬名秀明」に初めて出会

う事が出来る小説だと思います。

「パラサイト・イヴ」「BRAIN VALLEY」と読者の前を歩いていた彼が、初めてこちらに

振り向いてくれた…一ファンの私がより瀬名秀明を好きになれた思い出深い一冊です。

夏休み、博物館と言う語感がもたらす懐かしさと切なさが全編に仄かに漂っています。

三人の視点で書かれる物語は情報量も多いですが、それらが終盤になるにつれて収束し

てゆく疾走感溢れる展開はまさに「物語」の醍醐味でしょう。

「物語を読む」事の楽しさに改めて気付かせてくれます。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hamachobi トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
メタフィクションというべき物語。ヒット作『パラサイトイブ』や『Brain Valley』より、好みの作品。古川日出男の『アラビアの夜の種族』の方が作品としては、完成度が高いが、作者と世代が近いせいか親近感がわく。

物語ること、小説は物語るものであったはず。最近は、読ませる小説が少ない。別にためになったり、感動したり、泣かせたりすることが必要じゃないんだ。ただ読ませること、それだけが必要。

この小説には、バーチャルリアリティやA.Iも出てくるが、それよりも博物館が主人公だ。博物館って大好きだったなぁ。博物館に限らず、美術館、水族館、動物園など何でも好きだった。今でも好きなんだけど、忙しくてなかなかいけない。この小説を読んだら行きたくなった。
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最近のカスタマーレビュー
設定がつまらない
文章は上手いと思うし、登場人物を小説世界に押しこめる着想も面白いと思いました。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: yutoato
変化に富んだ構成、様々な知識、おもしろかった
 SFと歴史と私小説が混ざっているような小説。
 それでいて支離滅裂にならず、きちんとスジが通っている。作者の力はかなりのものだと思う。... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: 魏
実験的な作品として面白い(ネタばれ注意)
 理系出身の作家と紹介されていることが多いため、小難しい小説なのかと思って読んでみた。驚いたことに、叙述が繊細で文章が極めてうまい。... 続きを読む
投稿日: 2009/8/16 投稿者: 秀文
どうしても
どうしても胸がきゅうと痛む
何かを作り出すことの辛さや喜びが端々から見え隠れしてる
全てがつながるその瞬間にハッとしてほしい。... 続きを読む
投稿日: 2008/8/29 投稿者: ティア
逆に泣ける
こんな長い作品を読んで、何の読後感に浸れなかったのは珍しい。
これは私の知識や創造力が、作者に追いついていないせいでもあるが、... 続きを読む
投稿日: 2007/3/31 投稿者: くまスリー
後半からのスピードを感じで欲しい
確かに前半は説明も多く冗長。

小説としては、導入部分がつまらないのは失敗かもしれない。... 続きを読む
投稿日: 2006/11/14 投稿者: na
大人と子ども
あらすじに惹かれて購入しました。

途中に挿入される作者の文学論がちょっとウザイですが、本編は面白かったです。... 続きを読む
投稿日: 2006/10/25 投稿者: センスティーナ
少年時代に思いを馳せて
純粋にジュブナイルな感傷に浸れた。子供の頃はこんな冒険に憧れていました。ストーリー自体にはそれほど感動しなかったけれど、夏特有のめまいを伴うけだるい雰囲気とビジュ... 続きを読む
投稿日: 2006/5/14 投稿者: andy23
20歳以上のためのジュブナイル小説。
「あの頃の夏」という感じがよく出ていて、雰囲気のとてもいい小説です。... 続きを読む
投稿日: 2005/4/26 投稿者: tomu
物語としてなら15点かなぁ。。。
タイトルに惹かれて買った本。だから著書が誰なんて頭に無く読んだ。
読み始めて気づいたが著者自身あらたに開いた扉で、「物語」は未熟すぎる。... 続きを読む
投稿日: 2004/4/9 投稿者: fee
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