内容(「BOOK」データベースより)
御許山に於いては、大鷲となって光を放ち、菱形池に於いては、八頭の鍛冶の翁となり、大尾山の麓に於いては、竹の葉の上に乗った、三歳の神童となり、駅館川では、鷹や鳩となって、大神の比義に、八幡麻呂と名乗った八幡神。身を削る精進を重ね、命をかけて八幡神を誕生させた比義。神仏習合の神、日本人の、アイデンティティーの形成に、大きく係わった神、ヤハタの神。第二の宗廟といわれ、一地方神から国家神にまで昇りつめた神、八幡大神・八幡大菩薩。苦悩の聖武天皇を支え、人々にとっても苦悩に満ちた天平時代を大仏造立で、「青丹よし、奈良の都は咲く花の…」と讃えられる、栄光の時代に変えた八幡神。読者に問いかけるものは、何か。
内容(「MARC」データベースより)
国家形成期の聖武天皇時代を描く歴史書ではあるが、視座を九州の八幡宇佐神宮の果たした役割と大神氏始祖、此義の存在に収斂させて据えており、周縁の歴史書としても読める1冊。