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八代目桂文楽落語全集―完全版(CD付き)
 
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八代目桂文楽落語全集―完全版(CD付き) [単行本]

暉峻 康隆
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 19,950 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

名人文楽の落語と師の芸に迫る解説書セット
明烏・寝床などライブ盤27席と対談かくし芸などの秘蔵音源をCD10枚に収録。
志ん朝、誌志、たけし…後輩たちの師の芸をしのぶ評論やエッセイ。
演題解説、新聞雑誌記事の再掲載。推薦は人間国宝小さん・米朝。

内容(「MARC」データベースより)

〈CD付き〉明烏、寝床…。名人文楽のライブ盤27席と秘蔵音源をCD10枚に収録。談誌やビートたけしらによる師をしのぶエッセイ、作品解説、新聞・雑誌などに発表された文楽礼讃の記事、年譜などを収める。

登録情報

  • 単行本: 331ページ
  • 出版社: 小学館 (1998/6/23)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4094801219
  • ISBN-13: 978-4094801217
  • 発売日: 1998/6/23
  • 商品の寸法: 28.2 x 19.8 x 8.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 305,854位 (本のベストセラーを見る)
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28 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
話芸の極北 2007/10/30
形式:単行本
黒門町である。完璧に決まっている。落語と云うジャンルに留まらず、全ての話芸の頂点がここに、ある。
私はTBSの早起き名人会を、中学の時に聞きながら過ごした世代である。だから生の文楽師は勿論知らない。現役中は最高の名人として自他共に許した存在であったが故か、亡くなってからその反動でライバル志ん生師が一方的に持ち上げられ、かなり影が薄くなっている。(このムーブメントは談志師や川戸貞吉氏辺りが意識的に始めた事だと思うが)
志ん生師を天才と評価し、不世出と称える向きが多い。勿論志ん生師が天才としか云い様のない、渾身咄家とも云うべき稀有の存在であった事に異議を唱えるつもりは毛頭ない。
しかし、不世出と云う意味では黒門町こそしかるべし、と私は云いたい。
明治・大正からの江戸情緒が、敗戦によって徐々に姿を消していく中にあって、最後に咲いた大輪の華。江戸言葉をベースにして、絶妙の間とテンポに支えられた、精緻でありながら冷たさのかけらもない血の通った話芸は、もう現代では再生不可能であろう。
志ん生師は天才なるが故に、不世出ではない。天才出現の可能性はゼロではないからだ。また天才なるが故に、時代背景を必要ともしていない。
しかし、文楽師は江戸がまだ生きていた時代だからこそ現出し得た芸だった。完全に江戸が東京から消え去る前に、落語の神様が我々に見せてくれたオーロラとも云うべき存在。それが八代目桂文楽師であったのだ。
このレビューは参考になりましたか?
20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 文楽師匠の作品は、どれも18番であり、どれ一つ失敗作はない〜逆に言えば、完成されたと自負するもの以外高座にかけなかった〜というのが定説であり、もし音源をとるなら、のどのポリープの手術前がいいというのも定説です。

 CD10枚。あらかたの演目はそろっています。

 ただ、一部、これはどうかしらという音質のものも混じっていますが、一気に文楽ワールドに突入しようとする方には、このボックスが近道かもしれません。ビートたけしさんその他のエッセイもありますしね。

 ただ、生意気言わせてもらうと、昭和40年代後半から(高校生の頃から)35年にわたりラジオやテレビの番組を録音してきた者とすれば(もちろん、文楽師匠については、なつかしの名人芸・・・としての放送ですが)、ここの全てはベストではなく「完全版」と謳うことには若干の異議はあります。

   2005年11月22日 記す
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 最初に私は落語通でも文楽通でもなく、ごく一般的な古典落語ファンであることをおことわりしておきます。30年ほど前に「古典落語名人選」という、志ん生、金馬、三木助、可楽、柳好などの十八番のみを集めた全集(当時はカセットテープ)を購入し、文楽の「明烏」「船徳」「富久」「寝床」を聞いてこれぞ名人中の名人だと感じました。最近、「文楽の持ちネタは三十席しか無く、しかもそのすべてが十八番である」という説を聞き、ではそれらを全部聞きたい、と思ったのが本商品を購入したきっかけです。その結果は…
 新たに「これぞ十八番」と感じたのは「愛宕山」と「鰻の幇間」ぐらいなものでした。名人といえども、絶品と言えるものは5〜6席程度で、逆に言えば5、6席程度でも他の追随を許さない演題が有れば、それは名人の名に値すると思います。なにしろそれを一つも持たない噺家が多いのですから。
 解説書は300頁以上ある豪華版で、充分楽しめます。ただしその中で建河男子という噺家が「文楽の噺にはセコイものもかなり有る」という発言をしていますが、こういう人は文楽の芸について何かを語る資格は無いと思います。この人は居眠りをしている客に腹を立てて高座を降りてしまったという人で、己の芸の未熟さを宣伝しているようなものです。
 一般的なファンは多数の噺家の十八番集で充分だと思います。ただし円朝を聞いたことの無い私としては、桂文楽こそ古今の第一人者であるという評価に変わりはありません。現存の噺家の中ではわずかに小三治と小朝に期待しています。
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