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八ッ場ダム――過去、現在、そして未来
 
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八ッ場ダム――過去、現在、そして未来 [単行本(ソフトカバー)]

嶋津 暉之 , 清澤 洋子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 通常配送無料 詳細
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八ッ場ダム――過去、現在、そして未来 + 八ッ場ダムは止まるか―首都圏最後の巨大ダム計画 (岩波ブックレット)
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商品の説明

内容紹介

2009年の国交相の中止発言、2010年11月の中止棚上げ発言などで日本中の注目を集める八ッ場ダム計画。58年にわたり住民を翻弄してきた経緯を振り返りつつ、この巨大なコストを伴うダムが治水にも利水にも不要であるばかりか、多大な環境負荷や地すべりの危険を持つことをデータで立証。地域がこれまでの断裂を乗り越え、歩むべき再生への道を模索する。

内容(「BOOK」データベースより)

二〇〇九年の国交大臣の中止発言、一〇年一一月の中止棚上げ発言などで日本中の注目を集める八ッ場ダム計画。五八年の長きにわたって住民を翻弄してきたダム計画の経緯を資料をもとに詳しく振り返り、この巨大なコストを伴うダムが治水にも利水にもまったく不要であるばかりか、多大な環境負荷や地すべりなどのさまざまな災いをもたらすことをデータで立証。地域がこれまでの断裂を乗り越え、歩むべき再生への道を模索する。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 256ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2011/1/27)
  • ISBN-10: 4000023276
  • ISBN-13: 978-4000023276
  • 発売日: 2011/1/27
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 506,969位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By shuu
今まで八ッ場ダムというと、ニュースからの断片的な情報ばかりで、今ひとつ実像が見えてきませんでした。
しかしこの本を読んでみて、八ッ場ダムには複雑な背景があり、またそこには紛れもなく人々の生活が関わっていることが分かりました。生の歴史が活写されていて、非常に読み応えがあります。
私は首都圏に住んでいますが、八ッ場ダムの問題は自分の生活と切っても切り離せないものであると感じました。
八ッ場ダムを科学的に分析している第三章は、ダム問題を冷静に考える上で、多くの情報を提供してくれています。
社会的な問題としての八ッ場ダムを少し深く知ってみたいという人にとってはぴったりの本だと思います。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 テレビで地元の人が「ダムを作って欲しい」と言うのをみて、いつも本当かな?と思っていました。
実際に川原湯温泉に行って、旅館の人とお話しようとしてもダムのことはなかなか話してもらえませんでした。でも、この本を読んで、地元の人が話したがらない訳が少しわかったような気がします。自民党が強い群馬で約60年間もダムでもめてきて、反対の運動がつぶされて、町としてダムを受け入れざるを得ない状況に追い込まれてしまった後は、なかなか反対なんて言えない状況になっているのではないでしょうか?家族の中でも意見が対立して、家族がばらばらになってしまったりしているのではないでしょうか?
 この本は客観的に冷静に詳細に歴史を調べてあって(前半)、地元の人の状況の背景になっていることがよくわかります。そこからは自分で想像するしかないのですが、ダム問題に見切りをつけて他地域へ引っ越した人もいれば、残りたくても残れなかった人…さまざまだと思います。きっととても長いあいだのことなので賛成反対のひとことでは語れないのではないでしょうか?
 この本の後半では八ッ場ダムの必要性がないことがよくまとめられています。じゃあ、今、検証結果が出たっていってる専門家による検証って??なんなんでしょうか?
 ダムの話って難しいですけど、この本はダムが地域の人々の暮らしや絆を破壊していくありさまとそういう日本でいいのだろうか?ということを静かにじんじんと問いかけているように思いました。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
八ッ場ダム問題を解き明かす、初めての正確で包括的な解説書です。

前半の歴史編は、八ッ場あしたの会事務局長の清澤(渡辺)洋子さんが中心に執
筆。ほぼ60年にわたり、八ッ場ダム事業に振り回されてきた人々の動きを、貴
重な資料に基づき、簡潔にしかし細部までダイナミックに描いています。善悪の
物差しでは測れない、様々な立場の人たちの思いや選択の重さが胸に迫ります。
今なぜ現地の人たちが、表立っては「ダム建設」を求めているのか、こうした複
雑な経過を知って初めて深く理解できるのではないでしょうか。

後半は、八ッ場ダムをストップさせる市民連絡会代表の嶋津暉之さんが、これま
で一貫して論証し訴えてきたことを集大成した解説です。
あまりに多岐に渡り、なかなか全体像が把握しきれない八ッ場ダムの問題点が、
網羅的に、かつ大変わかりやすく解き明かされています。最後に、ダム中止まで
の道筋、中止後の生活再建対策の内容が具体的に提示されています。

本書に通底するのは、水没予定地の人たちが理不尽な目にあってきたという認
識、その状況をつくってきたのは政財官の利権集団の思惑であり、それを見過ご
してしまったジャーナリズムと都市住民であったという歴史認識だと思います。

現地の人々の生活再建を願い、先頭に立って行動し続ける著者たちの熱き思いが
伝わってきます。これを読まずして、今後八ッ場ダムの問題は語れないと言い切
れる、まさに決定版です!
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