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八つ墓村 [DVD]
 
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八つ墓村 [DVD]

萩原健一, 山崎努, 野村芳太郎 DVD
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (53件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 出演: 萩原健一, 山崎努, 小川真由美, 藤岡琢也, 渥美清
  • 監督: 野村芳太郎
  • 形式: Color, Dolby, Widescreen
  • 言語 日本語
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 2.35:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: 松竹ホームビデオ
  • DVD発売日: 2002/04/21
  • 時間: 151 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (53件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B000063EG1
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 39,257位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

Amazon.co.jp

   横溝正史の同名ミステリ小説を松竹映画の巨匠・野村芳太郎監督が映画化し、大ヒットを記録した超大作。東京に住む辰弥(萩原健一)は、自分を探していた祖父が目の前で毒殺死したことを機に、故郷の八つ墓村を訪れた。そこは戦国時代の落武者惨殺の伝説に彩られた地であり、やがてそこで謎の連続殺人事件が勃発する…。
   名探偵・金田一耕助には渥美清が扮しているが、ここでの彼は語り部に徹している。日本中の鍾乳洞をロケしてつなぎあわせた村の地下洞シーンや落武者惨殺、村人32人殺し、寺田家炎上などおどろおどろしい映像的見どころも多いが、それよりも大きな特色は謎解きミステリを超えて、怨念の実在を説く映画独自のストーリー展開。
   また、原作の舞台は戦後だったのを、映画では現代(1977年)に設定したことで、祟りという概念が今なお根強く人心に根付いていることを、より強く印象づけることにもなった。(的田也寸志)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

かつて平家の落武者8人を惨殺したという村で、32人が殺される事件が起きる。そして8年後に再び巻き起こった連続殺人を解くため、金田一耕介が登場する。殺戮シーンに何気なく特撮が使われており、恐怖を盛り上げている。渥美清のミステリー初挑戦。


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カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
53 人中、50人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 真木
形式:DVD
今まで見た中で最も恐かった映画は何か、という話題で盛り上がったことがあります。この『八つ墓村』をホラーにくくってしまうのは暴挙ですが、子どもの頃に地上波で見て、しばらくは夜恐くて1人で寝ることが出来ませんでした。私にとっては等身大の「最も恐かった映画」です。その場でも絶大な賛同を得ました。みんなあの落ち武者殺しや山崎努の殺人鬼、そして鍾乳洞での豹変・追いかけられるシーンを強烈に覚えていたのでした。
 この映画では推理小説としてのロジックな面は後退していると言えます。でも我々が金田一シリーズに持っている印象は、旧家の因襲と愛憎と「おどろおどろしい」事件の数々であり、この『八つ墓村』こそ最もそのイメージに近いものなのだと考えられます(当時あれほど怪奇趣味で喧伝された『犬神家の一族』は今見ると案外スマートな切れ味です)。戦国時代から続く怨念の輪廻。芥川氏による重厚な音楽もこの作品世界にぴったりです。
 主人公の辰弥の体験は当時の若者が求めて彷徨した「自分探しの旅」に他なりません。その結果日本の原風景とも言えるものに出会うのですが、同時にそのカタストロフィの現場をも目撃することになるのです(『悪霊島』での古尾谷雅人の役柄も同じです)。当時日本の各地で大小こそあれ同じ現象が起こっていたのではないでしょうか(田中角栄の「列島改造」論で日本中に高速道路が作られ出すのもこの頃)。この様な1970年代の若者こそが真の主役であり、映画館に訪れた人達が自己投影したのだと思うのです。賛否両論ある渥美清の金田一耕助ですが、私は何か刑事コロンボみたいなこの感じが、合理性で情念世界を切り分けるトリックスタートしての狂言廻し役を見事に演じていて、本来の姿のようにも思うのです。あの頃あれほどまでに横溝ブームが巻き起こったのはこんな時代の心象があったからなのです。もうこんな美しく恐ろしい映画は作られないでしょう。
このレビューは参考になりましたか?
48 人中、44人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By raywayne トップ500レビュアー
形式:DVD
私も小学生の時TVで見てトラウマを受けてしまった人間の一人です。何しろ2-3か月の間、夜一人で寝ることが出来ずに父親に添い寝してもらっていたくらいでした。 30過ぎになるまで,私はホラー映画が大嫌いで、ほとんど見ることがありませんでした(今はおくれを取り戻さんとばかりに結構見ていますが)。理由をいろいろ考えてみるに、どうもこの映画が原因だったのではないかと思います。恐い話はそれ以前から苦手だったのですが、今振り返ってみると、この映画が最初から最後まで見た初めてのホラー映画(ではないんでしょうが、私の中ではそうなっています)だったような気がします。免疫ほとんど0の状態で、初めて見た怖い映画がこれじゃあ、ホラーをその後見れなくなったのも無理はないでしょう。

ーで、20数年ぶりに友達と一緒にこの作品を見直しました。さすがに今見ると落ち武者惨殺のシーンなんか全部作り物とわかってしまい、それほど怖くはありませんでした。 しかしそれとは別に、映画そのものの完成度に驚かされました。あの狂走する山崎努を横からとらえたスローモーションなんか、ちょっと息をのむような美しさ。犯人がクライマックスで見せるあの“眼”なんか、恨みの固まりと同時にどこか悲しそうで、怖いやら美しいやらー、もう何とも言えません。 物語自体はめでたしめでたしで終わりますが、何とも言えない不気味な感覚は観客の胸に永遠に残ります。これぞ真のホラー(って、ホラー嫌いのくせに言ってるよ)。

近年、欧米人の間で日本のホラー映画はブームになっていますが、彼らのほとんどは“八つ墓村”を見ていないのです。何とも口惜しいじゃありませんか。 いつか見せてやりたい、と思うのは私だけでしょうか?

このレビューは参考になりましたか?
43 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:DVD
この映画作品の勇気あるところは、「祟り伝説を利用した連続殺人事件」であったという原作のプロットを、「本当の祟り」へと変更したことでしょう。

この作品の原作はとてつもなく膨大で登場人物も多く、おまけにトリックの複雑怪奇さは他作品の比ではありません。

その証拠に、「八つ墓村」は横溝作品として最も多く映像化された作品ですが、そのどれもがかなりの省略・簡素化をやむなくされています。

この巨大な原作の映像化として野村監督が出した答えは、原作の内容をはしょってまで忠実に描くよりも、思い切って犯人が隠れ蓑に使った「八つ墓の祟り伝説」を主題にしてしまうことでした。

この改変は、原作と映画作品の関係の、一つの見本かも知れません。

忠実に映像化することも正論であり、この作品のように、独自のアプローチで迫ることもまた正論でしょう。

原作では何十ページにも及んで描かれたクライマックスの金田一による謎解きは、圧倒的なカタルシスを読者に与えますし、本作の最も痛快で面白い部分なのですが、この映画はそれを全く描かないという、思い切った判断をしています。

そしてその代わりに据えられた、鍾乳洞内の圧倒的な恐怖。

恐怖映画としてのスタイルを貫いた結末に、こういう映画の作り方もあるということを教えられた思いがしました。

もっとも、この映画を見て「八つ墓村とはこのような物語なのか」と誤解されてしまうこともまた歯がゆいので、是非原作も併せてお楽しみいただきたいです。
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