日本の野球史に燦然と輝くV9巨人のデーター分析がここまで精査されて、今読めるなんて本当に感無量。別に巨人ファンではなくとも、十二分に面白いし、興味がわく間違いない。
V9巨人は先手必勝、1回、3回までにリードすれば7割以上の確率で勝利しているとか、
ONの打撃はとにかくすごかったのであるが、脇を固めた柴田、黒江、末次等まさに裏方の名選手達の輝き無くして、V9は達成できなかった。そして川上野球の極意の秘密を知れば、まさに基本に充実であり、進塁打の重要性を説く。凡フライ、三振はチームへの反逆罪であり、
いかに塁に出るか、いかに塁を進めるか、その点が非常に大事である。堀内巨人が他球団から
4番打者ばかり入団させ、打順を組んでも優勝できず。やはりチーム一丸となっての戦いがとても重要である。楽天の大ファンである小生であるが、野村監督が常に説く、無形の力は川上
巨人の野球勘であり、ONといった日本プロ野球史最高のスーパースターがいたチームでも、
やはり得失点差が大事であり、投手中心の守りの野球が改めてV9巨人の強さであったのだと
実感した。現代野球では常識であるセットアッパー、抑えといった投手分業制以前のデーターではあるが、この本を読んで野球を観戦すると10倍野球が面白くなること間違いなし。