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全1192試合 V9巨人のデータ分析 (光文社新書)
 
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全1192試合 V9巨人のデータ分析 (光文社新書) [新書]

小野俊哉
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 840 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

巨人がV9を達成できたのは、王貞治・長嶋茂雄のON砲が打ったからだ、との意見は根強い。しかし、二〇〇八年の横浜ベイスターズは、本塁打王と首位打者を輩出してもリーグ最下位を余儀なくされた。ふたりの最強打者が同一チームにそろうだけでは勝てないのだ。であるなら、相手よりひとつでも多く白星を重ねて、リーグ最高勝率を収めるためには、ONが長打を放つにも打ち方があったはずであり、ONの活躍以外にも何か必勝法があったはずである。それはどんなものだったのか?V9固有のものなのか、それとも野球普遍の法則なのか?「奇跡」とまだ呼ばれたV9巨人の全スコアを現代の視点から詳細分析。川上監督が目指した“野球”の実像に迫る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

小野 俊哉
1961年岡山県生まれ。早稲田大学卒業後、味の素、住友金属工業の技術職、営業職を経て、2003年にスポーツ・アクセス社を設立。スポーツの記録と選手の活躍を分析し、各メディア、メジャー球団に提供している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 264ページ
  • 出版社: 光文社 (2009/6/17)
  • ISBN-10: 4334035124
  • ISBN-13: 978-4334035129
  • 発売日: 2009/6/17
  • 商品の寸法: 17 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
日本の野球史に燦然と輝くV9巨人のデーター分析がここまで精査されて、今読めるなんて本当に感無量。別に巨人ファンではなくとも、十二分に面白いし、興味がわく間違いない。
V9巨人は先手必勝、1回、3回までにリードすれば7割以上の確率で勝利しているとか、
ONの打撃はとにかくすごかったのであるが、脇を固めた柴田、黒江、末次等まさに裏方の名選手達の輝き無くして、V9は達成できなかった。そして川上野球の極意の秘密を知れば、まさに基本に充実であり、進塁打の重要性を説く。凡フライ、三振はチームへの反逆罪であり、
いかに塁に出るか、いかに塁を進めるか、その点が非常に大事である。堀内巨人が他球団から
4番打者ばかり入団させ、打順を組んでも優勝できず。やはりチーム一丸となっての戦いがとても重要である。楽天の大ファンである小生であるが、野村監督が常に説く、無形の力は川上
巨人の野球勘であり、ONといった日本プロ野球史最高のスーパースターがいたチームでも、
やはり得失点差が大事であり、投手中心の守りの野球が改めてV9巨人の強さであったのだと
実感した。現代野球では常識であるセットアッパー、抑えといった投手分業制以前のデーターではあるが、この本を読んで野球を観戦すると10倍野球が面白くなること間違いなし。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 革命人士 トップ500レビュアー
形式:新書
V9以降の35年×12球団の監督のうち、実に2割がV9戦士である、と本書はいう。そういえば、今季も高田ヤクルトが善戦している。なぜV9はこれほど強いのか?その指導法、理論は本になっていたが、肝になる試合運び、勝ち方は秘伝だった。本書は徹底的に調べたデータを基に、V9の「勝利の方程式」を文字通り解剖した。

選手起用の妙を感じるのは2番・土井。数字だけ見れば同じ2番で起用された黒江の方が安打を打っているが、土井は球数を放らせる、犠打、盗塁で投手を疲れさせるということで土井の起用の方が多かった。下位打線選手のゴロ率が高いというのも、やらしいなと。内野安打にならずとも、野選やエラーをという…7点リードでもバント、初期の王も走らせる…とにかく何が何でも走者を還らせるという「全員野球」というのを、ONは別として実践していたことを感じさせる。

本書の随所にデータが出てくるが、1200試合のデータをそれこそ打席ごとに収集して合算したという、とんでもない手間暇をかけた代物。これは好きじゃないとできない。V9に関心がある人なら、必ず心にひっかかるデータがあると思う。ちなみに私が一番印象に残ったデータは、川藤幸三がV9巨人相手に43の13、3割も打っていた、ということだった。隠れっ放しの隠し球、とはとんだ誤解だった。だが、こんな記録にもひょっこり顔を出す所が彼らしい。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
形式:新書
「巨人の下位打線には、対戦した相手チームの成績と比べて、優れた点がふたつ隠されています。ひとつは、三振をしない、ポップフライを上げないという点です...(中略)...さっそく、打順別の三振とポップフライをあわせた(SO+PF)率を比較してみます。表18をご覧ください」。

相当野球に詳しい方でも、唸ってしまう分析結果がひとつやふたつは見つかる筈だ。V9時代の全1192試合を多角的に分析。それだけでなく、当時のライバルチームのデータや、2004年から2008年までの各年で最高勝率だった両リーグ10チームの1406試合のデータも比較している。

ONの順番がNOになったときの巨人投手陣の防御率の違いは驚いた。バントが多いと思われていた川上巨人の儀打数は実はそれほどでもなく、にもかかわらずバント野球と思われていた背景。犠飛数が他チームより圧倒的に多かったこと。恐るべき柴田と高田の足の効果。土井の黒子役の凄さ。データから浮かび上がる王と長嶋の個性。左投手を苦手にしていたどころかむしろ右よりよく打っていた。そして、徹底した先行逃げ切り戦略。V9巨人のライバル達の奮闘と弱点。

分析結果に基づいて、忘れられがちな地味な脇役達の活躍に対して一定の評価を与えている点も印象に残った。面白かった。野球に関心のある方には一読をお勧めする。
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