本書は、ブランド構築、販売促進などの点でますます重要性を高めつつあるパブリシティの方法について書かれた書である。著者はノンフィクションライターとして広くマスコミに関わっている人物であり、本書にはその人脈や経験が生かされている。ポイントは、「はじめに」でも書かれているように、「マスコミの手のうちを知れ!!」ということである。これがきちんと押さえられれば、きっと効果的なパブリシティが可能になるだろう。
具体的な内容としては、「全国5紙で好意的に取り上げられたプラス記事ランキング」や、トヨタ、ソニーのプレスリリース例、メディア関係者のインタビュー、取材対応の方法、マスコミ各社の連絡先などを掲載している。テレビ東京の人気番組、ワールドビジネスサテライトの持永プロデューサーや日経ビジネスの野村編集長など、影響力の強い媒体の責任者が直接プレスリリースについて語ったインタビュー部分には、とくに注目したい。
残念なのは、ダメなプレスリリースの具体例が掲載されていなかったこと。成功例に関しても、大手企業のものだけを挙げるのではなく、パブリシティで成功した中小企業の例を挙げたら、より説得力は強まったのではないだろうか。また、メディアをマスに限らず、流通、ネットコミュニティについても言及すれば、より読みごたえのある書になっただろう。
ただ、中小企業経営者や広報部門の意識改革という意味では、本書の持つ意義は大きい。マスコミ関係者の意見に耳を傾け、自社の広報戦略を見直す、良いきっかけとなるだろう。(土井英司)
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31 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
同じ広報本ならば,
By カスタマー
レビュー対象商品: 全部無料(タダ)で宣伝してもらう、対マスコミPR術 (単行本)
ネット書店という立ち読みができない場所であるということを考えて、あえて他の書籍との比較をさせていただくことにした。 山見博康氏の「会社にマスコミを売り込む法」と、相前後して購入したが、 玉木氏の本は、装丁やタイトルにインパクトが強いことと、ネットに強い人脈をもっているために、販売実績が上がり、「売り込みを実践している」という意味で話題にもなったと思うが、広報マンとしての経験においては、山見氏のほうが上であり、それが内容にも響いているように思えるのだ。著者の年齢や職歴の違いもあるだろう。 ただ、これも読み手の使い方次第。
24 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
あきれて物が言えません。,
By カスタマー
レビュー対象商品: 全部無料(タダ)で宣伝してもらう、対マスコミPR術 (単行本)
正直こんな内容でお金を取らないでほしいです。他の方もコメントしている通り、少し広報に携わった人であれば当然知っている内容です。「素人向き」という意見もありますが、会社にお勤めの方は、会社の先輩に聞けば10分ですみますし、自営業の方には全く使えません。かえって「簡単にマスコミに取り上げてもらえる」という誤った意識を持ってしまいます。著者にとっては本が売れればそれでいいかもしれませんが、その情報を元に生活している人がいることを認識してほしいです。本のタイトルがうまくできているためにお金と時間を無駄にし、誤った考えに陥る読者が多くいるかもしれません。著者にはちゃんとその責任を取ってもらいたいです。久しぶりに、読んでいて感情的になった悪書でした。
24 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
ほんとうは星を0にしたいのですが,
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レビュー対象商品: 全部無料(タダ)で宣伝してもらう、対マスコミPR術 (単行本)
本書を読んだことは時間の無駄であり、購入したことはお金の無駄であった。本棚に並べてスペースの無駄とならなかったことだけがせめてもの救いである。理由はある。 ●ヒット要因の分析があまりに甘い。 ●取材が浅薄で偶然の成功例紹介に終わっている。 ●著者がマーケティングにおける広報の位置づけを理解していない。 ●さらにマーケティングそのものを理解していない。 マーケティングにおいて、商品の売り上げをこのような偶然性のみに依存するわけにはいかない。プレスリリースはひとつの欠かせない手法ではあるが、それですべてが事足りるわけではない。
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