自宅サーバーを構築するメリットは数多くある。5-10MB程度と限られた容量しか使えないプロバイダーのWebスペースに比べ、自宅サーバーならハードディスクの容量が許す限り、音楽や画像、文字のデータをいくらでも収納しておくことができる。また、深夜の混雑を緩和できる、自作CGIを自由に利用できる、好きなだけメールアカウントを発行できるなど、そのメリットは計り知れない。
第2章からは、インターネットに関する予備知識や常時接続サービスの選び方についての情報が掲載されており、その後、各種サーバーの構築方法へと続く。WWWサーバーの構築法、FTPサーバーの構築法、自分専用のURLの取得法、メールサーバーの構築法、自作CGIの活用法などがわかりやすくまとめられている。また、自宅にライブカメラを設置する方法や、常時接続で起こりやすいセキュリティの問題についても若干カバーされている。
CGIやセキュリティに関しては、他の書籍を用いる必要があるが、自宅サーバー構築法の入門書としては非常によくできている。少し脱字が目立ったが、内容のわかりやすさを考えれば気にはならない。もっと凝ったホームページを作りたい、CGIプログラミングに挑戦してみたい、本格的にe-コマースサイトをオープンしたい、という人にはぜひおすすめしたい1冊。(土井英司)
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特筆すべき点は2つある。まずビギナーが陥りやすい、ダイナミックDNSの解説や、各種DDNSサービスの利用方法が、偏りなく解説されている点で、正直言ってこれだけの情報を整理して記述している事に感心してしまった。
そして、もう一つはルーターの機種情報が比較的豊富に解説されている点だ。Windows環境で心配なセキュリティについてもしっかりと示唆されている。ダイアルアップルータの定番だったMN128、RTA52iを始め、ADSL環境下で動作する各社定番ブロードバンドルータの解説まで含まれている点も感心してしまう。(ちょっと型が古いけど)
この本一冊で、Webサーバ、FTPサーバ、Mailサーバ、ライブ中継(ストリーミング配信)まで解説しているとは、なんて欲張りな本だろう。これがWindowsという安定性/安全性が今ひとつ心配なOSじゃ無ければなぁと欲張りな気持ちが出てくる(LinuxやBSDなら文句なし)。とりあえずケチを付けようと思ったけど、記述されている内容にはケチ付けられませんでした。
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