今回の著作は今まで以上に直近の出来事に関する具体例をあげて読者に問いかけている。
・911同時多発テロ
・地球温暖化
・国際金融危機
・新型インフルエンザ
21世紀になってからの大事件を掘り下げ、一般報道では伏せられて知らされないことがらを思い切って書いている。歴史、時系列としてそれぞれを並行的に理解していった時、大きなひとつの流れが見えてくるのである。紙数にも限りがあるため以前の著書では取り上げきれなかった情報も簡潔に、また大量に掲載している。よく文庫本一冊にこれだけの情報をまとめたものだと感心するほかない。
情報が多量なことと、引用文献に難解な記述もあるために必ずしも安易に読めるかどうか判断は分かれるが、お勧めなのは間違いない。
継続的に情報に接し、膨大な文献をあたらなければ見えてこない複雑な歴史事実の流れがこの本一冊にまとめられている。
このご時世、個人の無力さや人間に絶望を感じることも多々あるかもしれない。
しかし、この宇宙や地球・自然といったものはそんなことを誘発したりしない。
すべては人間社会の問題なのである。
そして、日々生きている人々の個人責任だけで社会問題が起きているわけではないのである。社会を生きやすい場所にするために多くの人が気付かないと人為的危機は避けられない。どうか手にとって読んでみてほしい。
書中に出てくる植民地アメリカの独立戦争は、通貨発行権の奪還という課題が核心だったということがアメリカ国民の教育において行われているのだろうか?戦後日本にGHQが行った情報操作を鑑みるに、アメリカ国民も同様に情報操作にされされていると推測する。事情を知っている方がいればレビューに書いていただければありがたい。
通貨発行権を国民が管理できればまともな国づくりができると多くの人が知るようになるといいな。