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全身当事者主義―死んでたまるか戦略会議
 
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全身当事者主義―死んでたまるか戦略会議 [単行本]

雨宮 処凛
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

いじめ、リストカット、自殺未遂、プレカリアート、イラク戦争、死刑制度、「空気を読め」の大合唱…。どっちを向いても生きづらい今、希望はどこにあるのだろう?「傍観者なんかでいられない!」と立ち上がった7人が声嗄れるまで語り合った、明日へのヒント。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

雨宮 処凛
1975年生まれ。幼少期からいじめを受け、10代をリストカットと家出、ヴィジュアル系バンドの追っかけに使い果たす。21歳で右翼団体入会。愛国パンクバンド「維新赤誠塾」でボーカルとして活躍。1999年、その活動がドキュメント映画『新しい神様』(土屋豊監督)になる。2000年、自伝『生き地獄天国』(ちくま文庫)で作家デビュー。右翼団体は同時期脱退。執筆活動に専念しながらも、北朝鮮、イラクへと渡航を繰り返す。「生きづらさ」「自殺」「戦場」を主にテーマとした小説、エッセイ多数。現在は新自由主義のなか、生活も職も心も不安定さに晒される人々(プレカリアート)の問題に取り組む。2007年、『生きさせろ!―難民化する若者たち』(太田出版)がJCJ(日本ジャーナリスト会議)賞を受賞。「反貧困ネットワーク」副代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 234ページ
  • 出版社: 春秋社 (2008/02)
  • ISBN-10: 4393332784
  • ISBN-13: 978-4393332788
  • 発売日: 2008/02
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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38 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By santa
形式:単行本
どの対談相手も、雨宮さんだから相手も気楽な雰囲気で話せただろう切実なエピソードに満ちている。書名のとおり、当事者の言葉は、よそ事きれいごとが通用しなくて、ここまで言うか的な本音も続出、こういう本はなかなかない。

例えば、イラクで人質にとられたことで一躍知られることになった高遠菜穂子が、人質にとった側のメンバーと別れるとき、「君とどうしたら友達になれるだろうか」と言われたんだそうだ。ページを繰る毎に「わざわざ戦地にボランティアにいく、なんかそういうの好きそうな若者」というイメージが壊れていきました。こんなに本気だったんだと。

いじめられていた本人が実際のいじめの話をしている章の、元加害者に会ってしまう地元を離れ、違う町の路上で暮らしたとき、どこかで「安心した」っていうエピソードとか。彼の章は、かなり厳しい内容になっている。

高遠さんの話にしても、いじめの章の彼の話にしても、「こういうもんだろ」と適当にすませてあったレッテルをびりびりに破かれるリアリティがあって、どんだけ自分がよそ事で生きているかとはっとさせられる。

当事者であるっていうのは、弱さを引き受けるって言うこととどこかでつうじてるみたいで、かっこわるさだってあるかもしれないんだけれども、でもこうやって話す(表現する)こと自体がもっている強さっていうものがどこかにあって、それは彼らは弱さを認めているから、それを話すことができるということで・・これほど強いものはなかなかなかったりするんではないか。

そういうこの本は、弱さをへた、新しいつよさのはじまりをかすかに予感させる秀作対談集、いや戦略会議なのだ。
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24 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
扇情的なタイトルと装丁にひかれて買いましたが、読んでみたらこれまでの雨宮処凛の本のなかで一番面白かったです。とくに、3章のプレカリアートについての三浦展とのガチンコ対決が出色。文句をいうだけじゃなくて、ちゃんと今後のヒントもさぐりあっていて「深い」です。雨宮処凛という人は、異色の顔合わせでより本領を発揮するんだなあ、と読んでいてしみじみ思いました。
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