ルジャンドルの論考はドゥルーズ以降の映画論でもっとも重要なものだと思う(原文初出は以下『
Frederick Wiseman』)。
ドゥルーズはドキュメンタリーに関して、その虚と実を内在的に変奏(『シネマ2』)しただけで、まとまっては論じていない。制度を描くという特徴を指摘している点で、フーコーを連想するが、ルジャンドルのそれにはよりアクチュアルな指摘が目立つ。「認証(authentification)」という法学の言葉が適用され、『モデル』(1980)がその頂点とされる。
これに比べると他の論考は貧しく、ワイズマン自身によるインタビューも聞き手が理屈っぽいので成功していない。土本典昭あたりとの対談が実現できれば良かったのだが、、、