内容紹介
オタクにしてホスト、そして・・!?
著者の特異な経歴で「本人」連載時から話題を集めた青春小説が、カバー作品制作に気鋭のアート集団Chim↑Pomを迎えてついに完結!
【あらすじ】
九十年代、どこにでもあるような地方都市「H市」。
主人公の「ぼく」は十八歳、美少女アニメとゲームとマンガがちょっと好きな程度の、いたって普通の工場作業員だ。ある日、なんとなくトラックで職人を轢き殺そうとしたのがきっかけで、仕事をクビになってしまった。
お別れ会と称して親方に連れて行かれたのは、どこにでもあるような安いスナック。そこで出会ったある女性の紹介で、新しくオープンするホストクラブで働くことに……。
だが、そこにいたのはホストとはかけ離れたシャブ中のチンピラ「シンさん」だった。
その出会いが、ゆるやかに「ぼく」を変えていく。
●一気読みでした。すごかったです。(乙一・作家)
●アニメイトのP・K・ディック、もしくはゲーセンの太宰治。オタクなのにホストになっちゃった18歳のダメすぎる青春。とりあえず、この夏『サマーウォーズ』見た人全員に読ませたい。(大森望・翻訳家、評論家)
●かつて誰も見たことのない深い闇の暗黒中二病とその治癒の全課程が、血が出るほどに痛々しく、ときに優しく描き出されている。傑作である。(滝本竜彦・作家)
●面白かった! 暴力のあるホストクラブも、家族の食卓も、同じ温度で、冷静な視点で語られ続けるのに、ずっと情が流れているみたいで、どこか優しい。(山崎ナオコーラ・作家)
●“シンさん”の思いがけぬ人間味が明らかになるラストでは、不覚にも涙してしまった。筆名も題名も変だが、実はとてもマジメな、そして純粋な「青春小説」だと思う。(佐々木敦・批評家)
●面白い! こんな奴ほんまにおんのけ? と思うが、私は著者を知っていて、ほんまにこんな奴なのである。めろんやばい。(西加奈子・作家)
●私は、本書の主人公を撲殺したい。でも今ここに子どものころの私がいて、『赤毛のアン』を読んでいたら、すぐさま取り上げてこの『全滅脳フューチャー!!!』を渡します。(藤野可織・作家)
●『さようなら、ギャングたち』(高橋源一郎)を読んだときのことを思い出しました。本気度とリアルさは痛いほど感じたのですが、めろんさんすみません、ゲームもアニメもからっきしなので乗れませんでした。いずれにせよワタシが少数派だと思います。英語とフランス語に訳してみたら面白いと思いました。(菊地成孔・音楽家、文筆家)
●今から90年ごろの僕に読ませてやるんだ。(長嶋有・作家)
●『全滅脳フューチャー!!!』の著者はあちこちで「次に来るかも」と言われている。それだけ吸引力があるのだろう。ぜひとも注目しておきたい。(横里隆・雑誌『ダ・ヴィンチ』編集長)
内容(「BOOK」データベースより)
オタクなのにホスト…そしてその先、神様も予想不能。「ゼロ年代」を葬り去るべく産み落とされた、今年度最大の問題作!90年代の地方都市。表と裏の社会をさまよう18才の「ぼく」が、人類を滅亡させるまでの物語。人間失格?それがどうした。著者の実体験をもとに書かれた、救いなき時代の「新しい希望」。