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全核兵器消滅計画
 
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全核兵器消滅計画 [単行本]

中嶋 彰
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

これはSFではない。
ニュートリノで核を消す素粒子物理の権威が考案した究極のプラン
全世界の核2万発を無力化する驚異の計画。立案者は菅原寛孝。素粒子研究の総本山、KEK(高エネルギー加速器研究機構)のトップを10年超も務めた世界屈指の理論物理学者だ。菅原はニュートリノをどう使い、核を消そうというのか。そのカギは、かつて原爆開発のマンハッタン計画で並み居る天才物理学者たちを悩ませた「未熟爆発」という奇怪な現象にある。
なぜ核はなくさねばならないか。
それは核が個人を殺すだけでなく、人類そのものを絶滅させかねないからだ。今、世界には2万発の核兵器が存在する。これらの核の脅威によって、地球上の60数億の人類は常に絶滅の危機にひんしている。<本文より>

内容(「BOOK」データベースより)

全世界の核2万発を無力化する驚異の計画。立案者は菅原寛孝。素粒子研究の総本山、KEK(高エネルギー加速器研究機構)のトップを10年超も務めた世界屈指の理論物理学者だ。菅原はニュートリノをどう使い、核を消そうというのか。そのカギは、かつて原爆開発のマンハッタン計画で並み居る天才物理学者たちを悩ませた「未熟爆発」という奇怪な現象にある。

登録情報

  • 単行本: 188ページ
  • 出版社: 講談社 (2005/07)
  • ISBN-10: 4062129493
  • ISBN-13: 978-4062129497
  • 発売日: 2005/07
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 383,763位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 5.0 中性子(ニュートロン)ビームならぬ中世微子(ニュートリノ)ビームの可能性に世界で初めて言及した書, 2009/4/26
レビュー対象商品: 全核兵器消滅計画 (単行本)
ニュートリノ(中性微子)が物質の原子核に当たると、原子核が砕け散り、ハドロンシャワーと呼ばれる粒子の群れが生まれる。その中から物質への透過力が高い中性子だけが物体を貫通し、物体から飛び出してくる。それをプルトニウムと反応させ、核分裂反応を引き起こし核兵器を誘爆させようというもの。まさにSFや初期のミサイル防衛計画で検討されていた中性子ビームによる核兵器無力化を、中性微子ビームで行おうという考え方である。中性子自体には指向性がないので、ビームを作れない。透過力にも限界がある。中性微子は透過力が高く、指向性を持たせることもできるので物質貫通ビームとして地球の裏側の核爆弾を狙い撃ちすることができる。ただし、最終的に生まれるのが中性子線であるため、見方を変えればこの装置自体が地球上のどこにいる人間でも瞬時に殺傷できる大量破壊ビームになるということである。そのため、このニュートリノビーム自体が核爆弾を越える核兵器になりうるということを肝に銘じておくべきである。

また、原文にも書かれているように、1000TeVというエネルギーは、地球の裏側(1万3000km先)の核爆弾に核分裂反応を引き起こすのに必要なエネルギーである。1300km先の核爆弾であれば、その10分の1のエネルギーで事足りる。また、1300km先の核ボタン管理者に照射するのであれば、それよりはるかに低いエネルギー量で可能である。つまり、現状の技術でも核抑止として機能しうるのである。
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31 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 核兵器の無力化は可能か?--人類は、オッペンハイマーの亡霊から解放されるか?, 2005/10/26
By 
西岡昌紀 - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 全核兵器消滅計画 (単行本)
 驚くべき本である。本書に依れば、ニュートリノによって核弾頭に未熟爆発(predetonation:早発性爆発、早爆、早すぎ爆発、などと訳す本も有る)を起こす事によって、核兵器を無力化する事が、原理的には可能だと言ふ(!)。(未熟爆発については、ピーター・グッドチャイルド著・池澤夏樹訳『ヒロシマを壊滅させた男・オッペンハイマー』((新装版)白水社・1995年)の43ページ等にも記述が有る。)ただし、そのニュートリノをビーム化して地球上の核兵器に照射するには、莫大な投資と技術上の困難が有る事をも、本書は、述べて居る。
 私などには、本書が語るこの原理の現実性を評価する事は出来無い。だが、本書に依れば、この驚愕の原理は、ニュートリノの専門家である日本の物理学者、菅原寛孝氏が、アメリカで、あの世界的物理学者ハンス・ベーテと対話を重ねる内に着想した物の様である。--菅原氏は、高エネルギー加速器研究機構で業績を積んだ日本屈指の物理学者であり、本書が述べるこの原理を単なるSF扱いする事は、するべきでない。第二次大戦中、当時、世界の物理学の最先端に在ったドイツの物理学者たちすらが、原爆の製造は、不可能だろうとタカをくくって居た科学史上の故事を思ひ起こせば、安易な技術予測は、傲慢以外の何物でもない事を肝に銘じるべきである。
 この原理による核兵器の無力化が可能なら、それが可能であると言ふだけで、核抑止力に代はる新しい抑止力の手段と成る事の意味は重大である。ただし、その一方で、もし、この様な事が本当に可能と成るなら、核のカサが空洞化し、国際情勢を逆に流動化させる危険も有る事を忘れてはならない。
 蛇足だが、さいとうたかを氏の劇画『ゴルゴ13』の第221話『シーザーの眼』(1985年2月)において、「核兵器を無力化するビームマイクロスクランブラー」と言ふ発明が取り上げられて居る。今から20年前、さいとう氏は、どの様にして、この様な話を着想されたのだろうか?

(西岡昌紀・内科医/広島と長崎に原爆が投下されて60年目の秋に/原子力の日に)
 

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5つ星のうち 2.0 夢のような本, 2011/5/18
レビュー対象商品: 全核兵器消滅計画 (単行本)
この本のタイトルを見て、正に夢のようだと感じました。

もし、現在世界に存在する核爆弾が全て使い物にならなくなったら・・・?
戦争の切り札が失われ、核を後ろ盾にした無法者国家が大人しくなるかもしれません。
戦争の抑止力が失われ、泥沼の戦争が勃発するかもしれません。

しかし、この本は『夢のような本』でした。
現在存在しない技術の使用や、現実的でない装置の運用・・・。

科学や平和というよりは、単に読み物として読んだ方が楽しめるかと思います。
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