歴史の授業で習ったあの「リットン調査団」の報告書。
翻訳が330ページ+原文150ページの分厚い本。
最初に著者による解説が載っており、それは非常に興味深い。
本文の方だが、当時のどこかの訳をそのまま持ってきているようで、やや読みにくい。
1章、2章辺りはそれなりに興味深く読めたのだが、「問題は極度に複雑だから、いっさいの事実とその歴史的背景について十分な知識をもったものだけがこの問題に関して決定的な意見を表明する資格がある」とあるとおり、3章辺りから話が非常に入り組み始め、地名もやたら色々出てくるので話が把握できなくなってくる。
当時の満州の様子を正確に把握できるという意味では非常に貴重な報告書だと思うが、読み切るにはかなりの忍耐を要求される本であることは確かだろう。