ポカヨケについてはもちろん知っていた。
しかしまさかそのポカヨケが「発生防止」と「流出防止」とに区分して考えているとは思いもよらなかったです。
さらにそれぞれ効果の度合いでランク付けをしている。
また工程の品質管理についても、品質の重要度に応じてランク付けして現場に表示してある。
そしてQAネットワークのランクの考え方に沿って、工程ごとに「発生防止」と「流出防止」の両方のポカヨケを設置しなければならない。
やはり工程によっては、派生防止は高ランクのものを設置できるが、流出防止については低ランクしか設置できない、といったような性質の違いがいろいろある。
ポカヨケ設置技術者は、工程の性質を考えて、2種類のポカヨケのそれぞれ何ランクのものを設置するのか考えることになる。
これなら彼もストレスなく、業務を進めることができる。
また「流出防止」のポカヨケは必ずあんどんとセットになっている。
これで人偏のついた自働化の意味が真に理解できた。
さらに、ポカヨケはトヨタのように1個流しが徹底されていないと設置できないと筆者は力説している。
これもすごく納得だ。
結局、トヨタ生産方式の最終段階にポカヨケが位置しているのだ。
この本での一連の考え方は、工場のモノづくりのみならず、他の産業界や一般社会生活まで活用できるものだと強く感じた。