本書はvi専門の解説書である。たいていのviの解説はなんらかの解説書のおまけでついていることが多いのだが、本書ではviとviのクローンであるvimについての基本操作から応用に至るまでを取り扱った本格的な解説書だ。viの動作としくみ、Unix系OSに特有のファイルのアクセス制限から生じる問題の対処などの初心者がつまずきやすい部分の対処、簡単な文書編集の解説、そして、中級のコマンド解説としてviの起動オプションやバッファの活用の解説、exエディタの利用方法、パターンマッチングを利用した編集、さらに、viのカスタマイズをはじめとする高度なviの利用方法について説明している。
vimについてもviからの拡張部分を中心に解説しているので、viをマスターしたらより高機能のvimについても学ぶことができる。実際の編集作業を通してコマンド・テクニックの利用の仕方を解説しているので、初心者でもすぐに理解することができるだろう。また巻末には、viとexのコマンド、環境オプションをはじめとする付録も収録されている。
viは本格的にプログラミングするためのエディタとしてはもの足りないかもしれないが、テキスト編集には十分強力な機能を実装している。本格的に学びたい人にぜひおすすめしたい1冊だ。(斎藤牧人)
登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
22 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最高のvi解説書?,
By 猫指揮者 (tokyo, japan) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 入門vi 第6版 (単行本)
たいていのUNIXマシンにインストールされているエディタ、vi。それまでエディタといえばwindowsのnotepadしか使っていなかった私がこのエディタに出会ったとき、ものすごい取っ付き難さを感じました。なんだかコマンドモードというのがあるし、そのコマンドもたくさんあるみたいだし…、で大切なファイルを変にしてしまわないように終了するだけでも一苦労…。 でも、この本を買って、勉強してみると、viの持つ奥深さについて知ってびっくりしたのです。そして今では絶対手放せないエディタになってしまいました。 源流であるexや、クローンのvimについても詳しく触れてあります。入門と書かれていますが、viの勉強はこれ一冊で完璧でしょう。レベル的には、UNIXの基礎知識(といってもコンソールを動かされば十分です)さえあれば誰でも読み進めることができると思います。 そして、訳のうまさにもちょっと感動しました。普通コンピューター関係の翻訳書というと、ぎこちない訳書が多いのですが、この本は本当に自然な日本語です。 オライリーの本にしては厚さも薄く、値段も安いです。 viに興味がある方、viを使ってる方にお勧めの一冊です。
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
文章がすばらしい,
By
レビュー対象商品: 入門vi 第6版 (単行本)
ただのリファレンスのように無味乾燥な内容ではなく、
順を追って、しかも覚えやすく、 読んでいて飽きさせない文章です。 (翻訳も良いのでしょうか) viの使い方も勿論、とても参考になります。
33 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
初心者・中級者に最適,
By left-label (千葉県松戸市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 入門vi 第6版 (単行本)
vi本は同じ著者のものが他にも出ているが、これはその改訂版。持ち運ぶには前の版のものの方がよいかもしれないけど、置いておくならこの1冊。最初から読んでいけば、まったくviを触ったことのなかった人でも一通りの作業はこなせるようになるし、また設定するための方法などあるため、初心者を脱したばかりの人にもオススメ。また、viのクローンであるvimに関してもページを割いている。最近のディストリビューションではviを起動するとvimが動くようになっているものも多いので、viとvimの差分を知る意味でも便利かも。総じて、viの魅力がよくわかる構成になっている。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
|
|