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入門! システム思考 (講談社現代新書)
 
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入門! システム思考 (講談社現代新書) [新書]

枝廣 淳子 , 内藤 耕
5つ星のうち 2.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容説明

「進化しつづける組織」が使っている思考法ひとつの問題が解決したと思ったら、別の問題が発生した。何が問題かよくわからない。従来の考え方には限界がある。限界を超え発想を広げる思考法を紹介する。

内容(「BOOK」データベースより)

英語の学習法から会社の売り上げアップ、組織の活性化から街の安全対策、そして地球環境問題の改善まで。いずれもひとつの視点だけでは解決できない難問をシステム全体を見ることで解く方法を見つけ出す。米国MITで確立され、多くの「学習する組織」で採用されているいまの時代の問題解決法「システム思考」。

登録情報

  • 新書: 192ページ
  • 出版社: 講談社 (2007/6/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061498959
  • ISBN-13: 978-4061498952
  • 発売日: 2007/6/21
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 149,952位 (本のベストセラーを見る)
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形式:新書
「日頃抱えている問題は、多くの場合、一つひとつの個別の状況や現象といった要素の中にあるのではなく、要素と要素の間や、さまざまな要素の組み合わせの中にある。……問題の解決には、多様な視点から検討し、全体(システム)という視点からの方法論に根ざしていく必要がある」(28〜29p)

ご高説ごもっともですが、問題点が多い入門書であり、厳しい評価をせざるを得ません。

【問題点1】”システム思考”のツールは”ループ図”だけではない
本書で〈システム思考〉と呼ばれている方法論は、正確には”システム・ダイナミクス”(以下SD)と呼び、内容的には『システム・シンキング入門』(日経文庫)で以前から知られているものです。”システム思考”は、一般に,在庫配分などのオペレーションズ・リサーチ[1]や、 P.ChecklandのSoft System Methodology[2]を含みます。
著者枝廣氏はSDの解説書『システム思考―複雑な問題の解決技法』(BEST SOLUTION)の訳者であり、この邦題を“システム思考”とすることに原著者からお墨付きが出ていることが問題の源でしょうが、入門書である以上、SDは方法論の一つであることを明記すべきです。

【問題点2】方法論と哲学の混同
ツールとしての”システム思考”(SD)と、思考方式としての”システム思考”(哲学)を区別していません。
実践で混乱の元になりかねない誤謬ですが、これは問題点1が原因です。

【問題点3】概念の混同
1.木を見て森を見ず=演繹的思考
2.森を見て木を見ず=帰納的思考
3.木を見て森も見る=システム思考
本書では1を”分析的思考”として退け、2と3を同一の〈システム思考〉として推奨していますが、個々の要素に立ち戻ることなしに、問題対象の全体理解などありえません。

*1 代表書に、『オペレーションズ・リサーチ読本
*2 代表書に、『ソフト・システムズ方法論

※*2に関しては、評者は訳者の弟子であり第三者ではないので、インサイダーレコメンドになることをお断りしておく。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Kana
形式:新書
本書では目前の問題についてかんがえる方法を「分析的思考」と「システム思考」とに二分して,現代におけるシステム思考の重要性を強調し,システム思考がどういうものであるかを説明している.システム思考の基本ツールとして,時系列変化パターングラフやループ図を紹介し,基本的なかんがえかたを紹介している.

少数の概念にしぼって比較的ていねいに説明しているため,この本を読むだけでシステム思考をつかいこなすことはできないだろう.興味をもった読者はより本格的なシステム思考の本をよむ必要がある.しかし,読者はシステム思考がなぜ必要かを理解することができるだろう.
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By デルスー VINE™ メンバー
形式:新書
著者の一人は著名な環境ジャーナリストとのことだが、
とくに環境問題において「システム思考」が重要であることは
けっこう以前から言われていたことでもあって、
本書の内容にさほどの目新しさは感じられなかった。

これからの時代、環境問題以外の日々の問題解決においても
「システム思考」がますます重要になるはず、というのはその通りだと思うが、
全体に、良くも悪くも入門書というか、
これだけではいささか食い足りない印象を受けた。
入門書なのだから、読者の興味を引ければそれでいい、
と著者たちは考えているのかもしれないが、
本書を読んで次のステップに進む読者がどれほどいるかとなると、
やや疑問だと言わざるを得ない。

本文中に出てくる例も、ところどころ妙に噛み砕き過ぎているかと思えば、
いきなり抽象度の上がったシステム図解が出てきたりで、
入門書にしては微妙にバランスが悪いように思えた。
何よりも、英語の教科書の直訳めいた文体がどこか味気なくて、
著者たちが具体的にどのような読者層を想定して書いたのかが、
いまひとつ見えにくいと感じてしまったのは残念だった。
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