タイトルほどに硬い内容でなく、レイアウトも語り口も
見まごうことなき東京出版。
昔の受験生はこんな難しいのもやらされていたんだぞ、
みたいなオッサン風の説教が本文にあって笑えた。
山崎キクオ氏が自分の言いたいことだけをしゃべるため
にチョイスした問題群、まじで解くと計算がべらぼうで
時間内にはむりだけど見方を変えるとホラネ1分で答え
が出るよ、みたいなあの感じ。そう、安田亨の伝説の
100問に通じる大数節がここにも。
現役高校生が本書にまで目を通すのは時間的に厳しいだろう
が、力学の章だけでも煎餅をかじりながら寝転んでパラパラ
眺めてみてはいかがだろう。
細かなテクニック伝授みたいなところも多々あるが、そういった
ものの習得を期待して臨むべき本ではない。
学研の科学と学習、におもちゃがついていない版、と思えばいい。