著者の主張する「政索入札」の考え方は、行政において過去から一向になくならない談合体質を断ち切る意味で大変意義のある提言であると考える。価格以外のファクター、環境への取り組み、労働環境(差別、安全衛生)、社会責任体制などを入れるしくみをつくるためには、まだ各企業が成熟していないなどなど恐らく現状の維持を図る抵抗勢力のうごきは相当出てくると思われる。しかし、いままで散々批判されて改善していないのだから、行政の長の強力なリーダーシップで一部でも取り入れてやってみたらと思う。
価格一本の入札を夏の甲子園予選型とすれば、政索入札は春の選抜方式型であろう。勝ち負けがすべてのスポーツでも複数の選別ファクターを入れている例があるのだから、行政で実行する価値は非常にある。